小学校時代の運動会か、戦国時代の国盗り合戦か。今の子ども達に「読ませたら」何と読み取るでしょう。年末恒例のNHKによる国民的歌謡ショーですが、今年は近年まれに見る高視聴率だったという。客を入れないでテレビ放送だけの構成だっただけに、主催のNHK も複雑な思いで数字を見ている事でしょう。
ひとり紅白歌合戦から神田川
当初はAct Against AIDS活動の一環として桑田佳祐が取り組んで、2008年の1回目、2013年の2回目に続いて2018年は3回目の「ひとり紅白歌合戦」となった企画です。赤も白も無い紅白と云うと、近年の紅組にも白組にも属さない歌い手と似た現象ですが、元歌はそれぞれ紅白が付いていいわば「洒落」企画の様なものです。
同なごり雪
桑田佳祐の歌唱力と企画の力量がものを言いますが、洒落意識も大切な素養であります。一昨年、何十年ぶりかで桑田が紅白に出演したのを機に、第三回ひとり紅白を再編集した放送を録画して今年の大晦日にもお正月にも再生して視ていました。
MCと云うのですか、楽曲について語る桑田佳祐
観客席が空っぽ(一部舞台に替えたようですが)で返って盛り上がったという放送内容は後日談で読みました。大御所などの扱いも可成り変わった様で、コロナ後の価値観を暗示しているという意見も読みました。
ひこうき雲(あまり画像を盗むとクレームが来ますのでこの辺で)
テレビ番組は「笑点」もよく見聞きします。司会者が変わって、BS再編集のなつかし番でも先代「圓楽」の頃が一番なつかしいというか面白いですね。進行にキレと洒落があって躾・礼儀が良い。古き良き江戸の寄席を彷彿とさせます。さて、寒波襲来とか一人紅白でも視ましょうか。