月初のお墓参りはいつも通りのスタイルとコースです。そこに櫻がつくのは春四月ならではのことです。いつも通り小阪駅前のお花屋さんで槇を購入しました。ここ暫くご主人のお顔を拝見しません。愚僧と同種の病で長く入院されていたので、暇な午後は店の奥で休まれているのでしょう。なにも詮索せず奥様から槙をいただく。
八戸ノ里公園の人・花だかり
お墓へ行くには八戸ノ里公園を横切るコースが普通ですが、本日は人と花で賑やかですね。生駒山を背景にして広場が華やいでいます。例年だと櫻でも一つの種から始まって躑躅まで、順に変わっていく舞台の背景の様に咲くのですが、今年はこれらが一斉に咲いています。
同通路で
公園の木陰をすり抜けたらお墓です。お彼岸の時は整理員が出ていましたが、今はいつのも静寂。これで普通なのですがお墓までの花道が素晴らしかったので、少々寂しいような気がします。彼岸で豪華に飾られた花の枯れ姿もそうさせるのでしょうか。
帰路のお寺では
自宅へ戻る途中の檀那寺の門前掲示板には、花にたとえたお言葉が妙に現実感溢れています。あすありと思う心のあだ桜・・・とは、思わず山田君座布団三枚と言っては失礼しました。まあ、そう仰らずに今日の花も楽しみましょうよ。
中学校の桜
河内温泉大学近くには我が校の附属ではないですが中学校がありまして、校門内に見事な桜があります。例年なら入学式に咲き誇って新入生を歓迎するのですが、写真の様にすでに散りかけてきました。コロナ禍で入学式を迎える新一年生諸君にとっては、異常気象もまた青春の思い出の一頁になるでしょう。
あすありと 思う心の隙間より コロナの嵐 吹かぬものかは
<偐山頭火>