最近職場に勤めていた頃の他社の知人と飲みました。40年くらい付き合いのあるそのA君とは私が管理職の端くれ、当時彼は新聞社の社会部記者で河内の支局の通信員をしていました。何とは無くと云うか、彼が他の支局や本社の社会部そして部長となって退職後もお付き合いが続きました。
その彼が今はボランティア程度に仕事をしつつ続けているのがサッカーです。自称京大サッカー部卒業と云っていますが、何学部か私もよく知りません。サッカーと云っても何人か集まらないと練習にもならないので、暇な日にはテレビウオッチをしているそうだが、最近のテレビの話になってお互いにアレ!と思ったのが「マディソン郡の橋」をお互いに観たということ。恋愛ものとは全く縁の無い二人にとって、何故と思う所ですね。
マミヤ6*7 脇の黄色いのがフィルムです
主演のクリント・イーストウッドが 素晴らしい演技をしているのは誰もが直ぐに共感できるが、お互いに引き込まれたのはカメラマンとしての彼の仕草です。それは、フィルムを冷蔵庫にしまうという今の人にとってはまったく意味のわからない仕草ですが、当時を知る者にとっては当たり前の事であります。大量のフィイルムを保存する時には冷暗所(冷蔵庫)に収納というのは、当時一本24枚撮りで千円近いフィルムを大切にするということで当たり前でした。我が家のマミヤ中判機器。
ニコンF-1 故あって今はファインダーのみです
彼はニコンF-2を持っていたと云うがF-1と比べてやはり貧弱で処分したという。我が家のF-1は愚息が持って帰り今は少し不細工な別売のファインダー(この方が高価)のみが残っています。そのA君が一度貸して欲しいというマミヤですが貸すとなっては動作確認をと、本日押し入れから引き出しました。可動部は動くようですが、このサイズのフィルムが入手できるかが最後の問題です。全倍に引き延ばしてもピントがしっかりしているという点では、どうデジタルカメラが進歩してもこのようなカメラにはかなわないでしょう。
旧交を 暖めるのか ネガカメラ <偐山頭火