河内温泉大学

姓は車 名は寅次郎 人呼んで フーテンの寅と発します

茗荷における薬理副反応について

 我が大学キャンパスには奈良宇陀産で万葉の時代から栽培され続けている茗荷が豊富に収穫できる。と云うよりまともに収穫できるのはこれくらいで、たくましい生命力を宿しているように見えます。
 茗荷の群生

 宇陀は万葉の時代から狩猟や薬草摘みで有名で、職場の同僚で垂仁天皇の皇女のような美しき方から、山で力任せにぬいてきた・・・と頂いたのは25年ほど前のこと。以来我が庭先で毎年初夏の終わり頃から帆先を競うように伸ばし、梅雨明けの頃に初回の収穫を迎えます。宇陀近くの三輪の素麺に良し、天ぷらも良いが難点が一つ「物忘れ」をきたすと云われています。「茗荷の宿」は落語でも有名なお題です。
 物忘れの茗荷

 そこで我が溫泉大学医学部では茗荷の物忘れ効果について永年研究をして参りましたが、高齢化時代に入り認知症及び予備軍が大勢出てこられて点から逆説を立てて検証して参りました。いわゆる物忘れ効果があるならば、その副反応を利用して認知症及びそれに近い人に投与すると、進行が止まり治療効果があるのでは無いかという説です。
 今のところ本学学長及びその家族に絞った検証の結果では、顕著な改善効果が期待されるとの中間報告を出せる所まで研究が進んで参りました。今後は大林製薬社等と提携を結んでさらに研究を進め、約50年後の製品開発を目指しております。製品名はトクホ紅茗荷を考えていますが、まだまだ検討の余地があると思慮されます。

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