河内温泉大学

姓は車 名は寅次郎 人呼んで フーテンの寅と発します

勢州からKz君来る

 娘とその息子とで夏休み旅行に来てくれました。彼らは今夏湘南と鎌倉方面へ旅行するらしく、摂州在の長男家族との合同は日程が無理と勢州だけの単独となったもの。Kz君は大和郡山城を「攻め」たいとのことで、大和八木で待ち合わせたのが23日午前十時過ぎ。彼らは急行という名の鈍行で来たが、時間がかかったという気にはならなかったとのこと。
 近鉄線に分断された郡山城 お城が鉄路で切られていると驚いていました

 その後菊屋で「城の口」饅頭を購入して城内へ。再来年の大河ドラマの舞台の一つになるためか、改修工事が盛んに行われていて車窓観光で終わる。孫は今は日本史に凝っていて東軍がこの辺りから生駒を超えて大坂城に攻め込んだという話を、大変関心を持って聞いてくれました。車窓観光はそこそこにして近くの愚妻の姉が眠るお墓へお参りすることに。娘も良く可愛がって貰った姉の墓参り、墓石の位置も覚えておくと我々が亡くなった後のことを考えているようです。
 金魚畑がお墓を取り囲んでいる

ぼちぼちお昼の時間ですので、うなぎ川はらへ電話するも”予約は出来ない”とのこと、でも営業はしていると云うので向かってみると納得でした。明日が土用の丑で駐車場は満杯、店内は順を持つ人で溢れている。普段はそれほど混んでいない店ですが、さすがに土用の丑。さすれば財布の紐も緩み大散財となりました。
 鰻の身を後に残して真剣なKz君

 満腹となったが、デザートは同店では遠慮して法隆寺近くの売店で「植村牧場」のソフトを頂くが、店外のベンチでは「なめるより溶けるが早しソフトかな」状態でした。その後、Kz君の趣味・関心の原点と云えるD51を展示してある王寺町の小公園へ難渋して向かう。道なき道というかあぜ道程度の小道を縁石に何度も当たりつつ、最後は徒歩で向かったがKz君は満足した様子です。
 D51を展示してある小公園

 さて、次なる目標を聞くと「信貴山・生駒山スカイライン」との事、生駒から大坂城を攻める構想らしい。ならばと向かい十三峠、鳴川峠そして暗峠と東軍は進み展望スペースで目指す大坂城を目視。攻めるにはどうかと聞くとあべのハルカス大坂城そして遠くに淡路島を望み進軍の策は練れたとのこと。
 暗峠の石畳を背に

 展望台で更に見聞する

 生駒から河内の若江城付近の本陣に戻るとKz君、大坂の陣は暫し休憩とプールに入り従兄弟のKy君が恋しいと云う。彼の構想では出陣を控えて水浴する予定だったそうで、同軍の戦友Ky君がいないのが寂しいとのこと、年代のせいか爺さんではダメと云うことらしい。
  いつものプール 今回は一人でした

 充分に水浴して火照った身体を冷やしての夕餉は「居酒屋デビュー」をして貰いましたが、充分に栄養を溜め込んだKz君翌日沢山の土産を宅急便に託して。「一泊二日」の大坂の陣の下見を終えられて、特急しまかずの車窓の人となりました。お爺さん、お祖母さんにとっても大変楽しい二日間でありました。しかし、今週末には摂州勢が三連泊で来るというので、今は身体を休めております。

 しまかぜでは先頭部の席だと大喜び

 またきてね 行くよと孫との 受け答え

       少し悲しい 沢山嬉しい  <偐山頭火