河内晩柑をむく道具でムッキーちゃんと云う優れものがあります。何度かご紹介しているので、ご記憶にあるかと存じます。外皮用の歯(樹脂製)、内皮を剝く歯(金属)がそれぞれあって、果実にそって引き裂く仕組みです。
使用例
この製品だと指の関節を痛めている愚妻も、何とか剥けると3月終から7月下旬まで晩柑を楽しむことが出来ました。加えて道具も数年使えてますが経年劣化は起こしていないようです。
これがどうにかならないか デラと呼ぶ河内のブドウで軸が青い鮮度が良い物です
この写真は完熟物で、「家庭用」として売っている物です。さび取りという腐敗した実を取り除き、商品らしく仕上げた物ですがあくまで家庭用です。進物用は形も揃っているし、実がこすれたような跡も付いていなくて大変美味です。我が家でもデラを作っていますが、これ程の実は付かず手間無しに頂けるのですが、本職が作ると一房に百粒以上も実が付き取っては口へ運ぶのも大変です。また、持ちようでは体温が房に移り味にも悪影響が出ます。
少々不細工な食い方ですね
そこで提案というかお願いがあります。当ブログの読者であります、もりた兄は食品加工や細工の名工です。その腕にお頼りして、デラの実を自動的にちぎって口まで運ぶ、そんな機械(道具)をお作り願えないか。それが出来れば愚僧はブドウを機械にセットすれば、機械に合わせて実を食いつまむという超ハイテクブドウ食いができます。吉村君に頼んで来年の万博で展示すればユーザーは全世界におられます。商品名は既に考えておりまして「デラちゃんの友」(他に優秀な名があれば柔軟に変更対応します)。なお、意地汚く特許権などと云わず無料開放として、一機種で世界制覇を目指すつもりです。如何ですかもりたさん、諸経費など一切貴兄持ちで。
但し現地のブドウ農家には、房ごと口にくわえて皮を機関銃薬莢のように吐き出すという荒技がありますので、これをセンスが悪い、品が無いとか屁理屈を立てて、丸食い禁止法を制定せねばならないでしょう。
デラ喰えば 金がなくなる 高騰で <偐山頭火