河内温泉大学

姓は車 名は寅次郎 人呼んで フーテンの寅と発します

四天王寺さんあれこれ

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 何とは無しに・・・風まかせの寅さんとでも云うのでしょうか。または、究極の認知症状とでも云える「行き先が分からない・・・」と出掛けたのか。着いてみたら四天王寺さんでした。というだけのお話しです。もっとも、機会があれば四天王寺さんで確かめてみたかった事もありました。

 正月を控えた山内の万燈院では大掃除という珍しい風景も見物出来ました。京都西本願寺等では畳を叩いて大団扇で埃を出すという映像はよく年末に視ますが、ここでは女衆や僧職が雑巾掛けで仏壇や建具を拭いていました。明日は対則の南鐘堂で大掃除でしょうか。その南鐘堂の北に太子殿という建物があります。この建物に猫の門と呼ばれる門が有り、文字通り猫が寝そべっています。どうやらお寺の軒や屋根には猫が付きものと云うか似合っています。

 猫の門の前にあるのが番匠堂です。建築業者の守り神というかご先祖様とも云える曲尺太子が祀られています。法隆寺西里地区にお住まいの関係者ということになります。独特のデザインの幟が特徴です。聖徳太子ゆかりの建築家集団は現在の金剛組となって受け継がれ、四天王寺脇に会社が在り社寺仏閣の建築を得意としています。

 この日、四天王寺さんを訪れたのは、前述の法隆寺の西里地区と同じ思考で、再利用されていたお百度石が共に聖徳太子縁の四天王寺さんにあれば・・・という洒落心でした。が、在りましたが「再」ではなく使途通りに使用されていました。再利用で無い分しっかりと自立してほぼ垂直に立っていました。と、どうでも良いような遊び心もあってで四天王寺さん参りといたしました。

 写真:四天王寺中門と塔、万燈院は掃除中、猫の門案内と猫、番匠堂二題、ほぼ真っ直ぐに立つ百度

 百度
 斑鳩で 斜めになるも 和宗で立つ <偐聖徳宗