落語は「東・西」で語られることが多いです。その落語で、百人一首をあつかった作品で代表的なものが、上方では「崇徳院」、江戸では「千早振る」です。
崇徳院は、高津神社を出始めに床屋、風呂や等を「せをはやみ・・・」という歌が駆けめぐる大ネタ。吉本芸の原点のようなお話です。
一方、千早振るは、江戸の小粋な話芸がとんでもない展開を迎えるという知的で馬鹿馬鹿しい落ちが素晴らしい。
小倉百人一首(17)在原業平
ちはやぶる 神代も聞かず 龍田川 からくれなゐに 水くくるとは
小倉百人一首(77)崇徳院
瀬を早み 岩にせかるる 滝川の われても末に 逢はむとぞ思ふ
本日、陽気に後押しされて大阪城へ。大阪城公園駅から人の列がとぎれません。天守閣東の梅林は、全体的に見て7部咲き。城を一周してから鴫野にある「仙酔庵」という蕎麦屋で一杯。酔いに任せて温泉銭湯にはいるのを忘れて、家で飲み直しです。もう少し足を伸ばして「高津神社」へ行けば良かったと、反省しつつ。
写真:一枚目は梅林にて、二枚目は仙酔庵玄関にて。
梅林にて
○梅の香を蹴散らす屋台烏賊の味