河内温泉大学

姓は車 名は寅次郎 人呼んで フーテンの寅と発します

2018-08-01から1ヶ月間の記事一覧

洗濯機と食洗機の違いがわかる男に

落語の「貧乏神」というお話しは、とびっきりの貧乏に取り憑いた貧乏神が甲斐甲斐しくその男に尽くすが、なけなしの臍繰りを持ち出されて貧乏神にも捨てられるという落ちです。その貧乏神の「ビンちゃん」が洗濯物を干して、夕日に向かって明日も晴れてくれ…

何もない日は「餡食パン」を戴く

車のお世話になっているお店が、当該店舗開設20周年というハガキはいただいていました。似顔絵描きとか仕掛けがあるという案内ですが、忙しさに紛れて忘れていましたら、昨夜T課長さんから是非来て下さいと架電です。物珍しい仕掛けと、生来のいやしさか…

君は早く逝きすぎたよ 其の弐

O君とのお別れになる葬儀・告別式は過日滞りなく執り行われました。ご遺族は形式を排した内輪の葬儀をとお考えだったようです。しかし、人に優しく親切な彼のお人柄を示すかのように多くの愛弟子、邦楽界の関係者そして友人・知人が会場に入り切れないほど詰…

君は早く逝きすぎたよ

人生の友、特に幼いころからの友は時に兄弟以上の存在に見えることもあります。まして、同じ時期に同じ病を得て同じ頃に手術をした友は、いわば戦友と云える関係でもあります。悪性新生物という病は、高齢化が進み今や二人に一人が罹患すると云われますが、…

白洲正子ワールド 「十一面観音巡礼」 富雄川周辺の太子道に沿って

十一面観音像との出会いを白洲正子は著書「十一面観音巡礼」の冒頭で「私はおそるおそる天衣の裾にさわってみて、天平時代の乾漆の感覚を確かめてみた。それは私の手に暖かく伝わり、心の底まで深く浸透した。とても鑑賞するなどという余裕はなく、手探りで…

盂蘭盆会雑感

今日からお盆です。地獄の釜の蓋が開く、先祖が帰ってくる、絶好の旅行チャンスと海外へ、又は親族が帰ってきて生き地獄・・・と様々なお盆風景が列島で繰り広げられています。それぞれでスタイルのお盆があれば良いのでしょう。我が家では迎火も無ければ送…

河内温泉大学露天学部混浴学科 真夏の風景です

長男とその子達が帰省、と云っても池田市からですので30分足らずの行程です。今回は、水鉄砲を買ったのでそれで遊ぶ・・・という。ならば迎える側もその体勢にと本学に露天学部を創設し標的を設けた次第です。砲台代わりの風呂桶は、例の舟ですので混浴学科…

白洲正子「かくれ里」の最終章・・高野山天空の社 丹生都比売神社

今年のメインワークと書くと少し大げさですが、それに近い気持ちで取り組んできました白洲正子の紀行文「かくれ里」。その中にあって一番困難な僻地と読み取れる紀ノ川沿いの「丹生都比売神社」への銀輪&牛車行です。ざっくりとした表現を使うと、紀ノ川沿…

二度も首都となった五條市

今年のメインワークにしている感のある白洲正子、特に「かくれ里」という紀行文読破の仕上げにと紀ノ川沿いの上天野にある丹生都比売神社へと向かった。満足のいく旅でありましたが、内容が余り煮詰めていないので本日は帰路立ち寄った、五條市と金剛温泉を…

難読ではない看板なのですが

日本大学、東京医科大学と各社の見出しが飛んでいる日本の有名大学。新聞見出し、番組の引きで先ず出てくるのが大学の「看板」です。そこで、我が河内温泉大学でも、文部科学省の高級官僚、大金持ちの出来の悪い子弟等の裏口入学が発覚した時に記者や番組製…

難読地名集合看板が届きました

数回前の「枚方が難読」という記事に関して、知人より難読の象徴のような青看(案内標識)もありますよと写真ごと戴きました。見事なまでに難読地が案内されています。因みにモザイクはローマ字の読みで、良心的ですね。 場所は国道168号との交点のどこか…

連日の墓参の理由は

一昨日に続いて昨日も墓参に行きました。先にお供えしたビールが沸騰しているであろうと思い、引き上げに行き槇の水なども交換です。お墓参りした人の多くは、故人の冥福を祈るためにと生前に好きだったものを佛花と共に墓前に置きます。しかし、時間が経過…

自虐していないで積極的にふりがなで売り込もう

難読と云われている地名・固有名詞があります。我が近くも地名でも「大蓮」「杭全」「猪飼野」「孔舎衙」「枚岡」「雁多尾畑」「喜連」「瓜破」「八丁畷」「竜華」等あげたら切りが無いとも云えるほど浮かんできます。さて、この十個で幾つお読みいただけま…

吉野中荘温泉と万葉歌碑について

吉野川沿いの温泉は金剛乃湯(奈良県五條市新町2-1-33)、龍門山温泉(和歌山県紀の川市荒見645-1廃湯)そして花山温泉(和歌山県和歌山市鳴神574)を拝湯した経験があるが、何れの湯も金気(赤色)と炭酸に特徴があるように思える。高野山の開発の資力に…

大和の郷土菓子「さなぶり餅」

大和の郷土菓子、菓子という分類しか思い付かないので取りあえず菓子としておきましょう。おふさ観音門前と言って良い場所にあるのが、総本家「さなぶりや」と云うお米屋さん兼業のお菓子屋さん。他に蓮の種やソフトクリームも置いている、小さな町の何でも…

藤原宮から吉野宮まで、呼子鳥の銀輪行

何のことやと文句も出そうな見出しです。奇を衒ったわけでは無く、単純に道中を辿るとそうなったと云うことで、その次第です。実は前日橿原市の元薬師寺周辺に植えてある、ホテイアオイを見物に行き帰路道中の温泉にでも入ろうと策して家を出ました。しかし…