河内温泉大学

姓は車 名は寅次郎 人呼んで フーテンの寅と発します

2006-01-01から1年間の記事一覧

お湯休め「走り納め」

河内から摂津に向かい門真、守口、淀川毛馬の閘門、桜宮そして黒門市場、四天王寺と無目的に走ってきました。 門真、守口は高校卒業して以来初めてです。中学高校時代は、よく遊んだ場所ですが、京阪が高架になっていたり新しい発見がありますが、商店街など…

お湯休め「水都渡船巡り」

大阪に現存する「渡船」8ヶ所と川底トンネル1ヶ所を巡る旅を楽しんできました。 安治川トンネルをくぐり、ユニバーサルスタジオを迂回して「天保山渡船」に。天保山から「甚兵衛渡船」で大正区に入り、さらに大正区内で「千歳渡船」、「船町渡船」と「木津…

露天風呂工事進捗状況「犬鳴山温泉 山乃湯」 ②

9月に引き続きまして「犬鳴山温泉山乃湯」の露天風呂設置工事の進捗状況です。 率直に申し上げまして、写真をご覧になっておわかりのように極めて進捗率は悪いようです。これが公共事業でしたら、次回からは入札に参加できないでしょう。 しかし、儲けとか…

白山「白峰温泉総湯」

福井から白山山中に分け入ること1時間ほどで旧白峰村に到着する。もっぱら林業のみを生業にした小さな村だが、中心部にある共同浴場「総湯」はきわめて立派な作りです。きつい山仕事や畑仕事に疲れた身体を癒すために、村民の総意で作られたのだろう。 国内…

大阪頑張る「不動の湯」②

大阪市内には現在も八ヶ所の渡し船があります。これは法律上は「市道」で大阪市が管理しています。この場合の「管理」というのは、道を何時でも誰でも使えるようにする、ということであり、船と人を配して市民の利用に供しています。 さて、この大阪市が維持…

丹波篠山「こんだ薬師温泉」

2004年に開湯という比較的新しい温泉だが、人気度は非常に高くて土日は入場待ちになることが多い。篠山市の農業施設との併用で、丘陵地に段々畑のように風呂や食事施設等々が配置されている。温泉自販機もある。 我々が訪れたのは平日の開業直後だったが…

お湯休め 「頑張れ トキワ温泉」

泉州堺にあって唯一本格的な温泉銭湯「トキワ温泉」が閉店中です。伝聞ですが、ご主人が闘病中とあって4月から開いたり閉じたりとか。 昨日も期待しつつ訪れましたがシャッターが降りたままでした。当湯はまさしく源泉掛けながしで、営業時間も風呂好きの心…

京丹後木津温泉「ゑびすや」②

師走の初日丹後木津にある木津温泉で骨休み・・・と温泉、蟹そして美味を楽しんできました。とはいうものの、中身は身の丈にあった庶民的な楽しみですが、要は価値観の問題だと思います。 小町公園 京丹後市大宮地区には、小野小町の終焉の地とされそれを記…

丹波「国領温泉と紅葉」

丹波路を紅葉と温泉そして天魚の美味を求めて旅しました。 紅葉は盛り、中国縦貫道から若狭舞鶴道に分け入ると道の両方には錦秋の山そして紅の里山に囲まれた集落が続きます。 この風景に通い慣れて20年以上経つが、基本形は殆ど変化がない。ただし、高速…

お湯休め「奈良MTB行」

バイク敵との奈良行です。平城宮祉の朱雀門をでて、秋篠川を下りますと唐招提寺、薬師寺と古刹が続きます、更に下り大和郡山で城趾に入り富雄川から慈光院をかすめると斑鳩に。 斑鳩では法隆寺を見下ろす老人センターで食事。いつもならお風呂も入りますがこ…

お湯休め「MTB行」

私の趣味というか、楽しみというか、極端な表現ですが生活の半分が自転車です。 走ることに関しては、どのような自転車でもかまわないのですが、少し走り出すと欲が出て今ではMTB二台と超軽量折り畳み自転車二台を保有しています。 休みの半分は、これら…

兵庫芦屋市「あしや温泉」

関西を代表する高級住宅街のイメージが強烈な芦屋だが、住民全員が数百坪の家に住んでいるわけではないだろう。銭湯も僅かながら営業をしていたが、「阪神淡路大震災」ですべて壊滅した。震災時の臨時銭湯として建てられたものの、銭湯が営業再開しないので…

神戸六甲山「しあわせの村」

神戸市営の総合福祉センター、市内に点在していた知的障害者、身体障害者、寡婦福祉施設等々を六甲山に集めて、加えて一般市民も楽しめ、交流も出来る施設が「しあわせの村」。 私がよく利用させていただくのが「ひよどり」という障害者・高齢者とその家族を…

泉州堺「湊潮湯」

大阪湾で魚を獲った漁師が身体を暖めるために、海水を湧かした風呂に入ったという伝統を受け継ぐのが「湊潮湯」だ。 現在では、ここだけになったが湊潮湯のある浜寺・出島周辺には数件の同様の風呂があったそうだ。 さすがに現代の出島周辺の海水には問題が…

北海道「ニセコ薬師温泉」

神秘的な温泉というのは、プロローグからしてそれなりの雰囲気がある。 街道筋からはずれて、原野のような野道を不安げにしばらく走ると「薬師温泉」が見えてきた。そこは、我々以外の人の気配が無い。 内湯が二つ、露天というか野天風呂が少し離れてあるそ…

紀州「花山温泉」

和歌山市内には二ヶ所の温泉がある。今回紹介するのはその一つで、和歌山ICから僅か10分程度、市内中心街からも近い。 その利便さでもってご紹介するのではない、関西の温泉を語るには花山温泉を語らずして語れないほどの強烈な個性がある、 湯は強烈な「…

お湯休め「足湯考」

最近の温泉ブームで、お手軽という視点から「足湯」が方々で開設されて好評という。ほとんどが無料で開放されている。 さらに地方空港の利用促進策にも登場していると言うから、温泉の持つ力は元気になるという以上に経済も元気になるということの証左か。 …

お湯休め 「紅葉の御堂筋」

大阪の象徴の一つが「御堂筋」、大阪駅から南海難波駅までの約4キロ、道幅44弾邱圓、6車線、一方通行の道です。余談ですが、この長さは明石海峡大橋と大体同じだそうですので、逆に考えると明石海峡大橋の大きさが感じ取れます。 御堂筋は「銀杏並木」が…

薩摩桜島「古里温泉」

温泉につかることで自然と一体化し、自然の力を体の中に蓄える、エネルギーを自分の活力に変える効果があります。温泉によるホルモンバランスや、神経系統に働きかける「変調効果」といわれるものでしょうか。 露天風呂で大地と一体化するのが、その好例でし…

お湯休め「飲んだり調理したり」

欧州の温泉は、積極的な医療としての利用志向が強いとか、医者の処方箋があると温泉による治療が受けられるといいます。いわゆる近代医学だけの病気治療の限界を医学界も認めているのですね。すばらしいことだと思います。 その他に、温泉に含まれるミネラル…

石見「有福温泉 御前湯」

山陰の伊香保という事前の情報から、少しは煌びやかな雰囲気を期待したが、断崖に旅館や温泉が張り付いていてそれをつなぐ階段が伊香保の雰囲気であると言うことだ。しかし、これはどうでも良いこと。 温泉は大正ロマン風とでもいう御前湯が圧巻。アール(曲…

京山端「平八茶屋”釜風呂”」

紅葉の季節の京は一番のお勧め、花の時期の京都も良いが詫び・寂びとなると秋が一番だろう。 そんな京都の楽しみに加えるとしたら「食事」が定番だが、我々温泉ファンとしては更にひと味加えるなら「お風呂」だ。 京都市内には温泉は殆ど無い。歯切れの悪い…

大阪城下の温泉「不動の湯」

大阪市内には温泉を利用した銭湯が私の知る範囲では3ヶ所ある。港区と東住吉区そして今回紹介する城東区にある「不動の湯」だ。この不動ノ湯が大阪城に一番近く天守閣が望める。 泉質は単純泉とあるが、特にその質を語る必要はない。大阪市内で手軽に楽しめ…

明日香村の秘湯「太子の湯」

彼岸花の名所明日香路でサイクリングと風呂を楽しんできました。 明日香村は河内からは南阪奈道路が開通してからは、30分圏内に入り花のシーズン毎によく訪れています。今は「彼岸花」と早咲の秋桜そして萩が盛り。村内のあちこちには花を求める人、写真に…

お湯休め 西行終焉の地「弘川寺」

MTB仲間と南河内野を駆けてきました。河南町にある「弘川寺」を目指しての輪行。庵のある河内から石川を遡り、富田林から葛城山系へ入る片道30キロほどの行程です。弘川寺は西行が終焉の地に選んだ。 願はくは花の下にて春死なん そのきさらぎの望月の…

薩摩吹上温泉「みどり荘」 ”秘められた戦争秘話に涙”

薩摩半島の東シナ海側に大きな砂州が続くのが「吹上浜」、その名を冠するのが砂州と少し離れた集落に湧出する「吹上温泉」。数軒の旅館や日帰り入浴施設が点在しているが、とても温泉街とは見えない鄙びた佇まいだ。 南九州の観光定番として、知覧へはよく行…

温泉も定期検査

温泉の脱衣場に、額に入れたりして掲示されている「温泉成分分析表」、あれこれ成分が記載され効能も書かれている。眺めているうちにありがたくなる不思議なものです。しかし、あの分析表が今入ろうとしている温泉と全く同じとは言えないことに、数多くの温…

露天風呂工事進捗状況「犬鳴山温泉 山乃湯」

本年七月に着手された「犬鳴山温泉 山乃湯」の露天風呂の工事進捗状況を視察してきました。と、云うのは口実です。源泉水を頂きそして勿論温泉につかる・・・というのが本音であります。 夏休み中随分浮気をして、出雲や熊野地をさまよっていましたが、「回…

お湯休め「文楽鑑賞」

夏休みのひととき、「文楽を楽しむ会」にお誘いを受けて楽しんできました。 お題は、 武者と鬼との大スペクタクル! 「増補大江山」戻り橋の段」 解説「文楽はおもしろい」 母と子の愛情ものがたり 「恋女房染分手綱」道中双六の段・重の井子別れの段」 大江…

世界遺産の温泉巡り「余談」

大阪から紀州への街道は「熊野街道」と言われ、大阪市内では随分整備がされている。大阪城のある上町大地から住吉大社までは、道すがら道標が建っている。 写真の道標は、安堂町の道標、そこから南へ下る生国魂神社(大阪市天王寺区)では、大阪落語の始祖・…