河内温泉大学

姓は車 名は寅次郎 人呼んで フーテンの寅と発します

本番「義士祭」

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 ことの流れのまま播州赤穂に行って参りました。義士祭は30年ぶりの見物ですが、あらゆる面で進化した義士祭を楽しんで参りました。一番変わったのは、行列に近づけないことです。往事は旅ガラスでも、かぶりつきで見ることが出来ましたが、今回は写真でご覧の通りです。

 子ども義士行列、子ども大名行列、義士娘人力行列等々、思いつく限りの出し物ですから、その関係者だけでも大勢見物に来られます。加えて手軽な観光ブームですから、いっそうの人出です。

 さて、特に面白いと思ったのは山車が出ています。たぶん歌舞伎の各段にそった仕掛けなんでしょうが「殿中刃傷の場」、「田村邸切腹の場」「城明け渡しの場」そして「りくとの別れの場」等々がトラックの荷台に仕立てられています。

 30年前は菊人形で一つなにがしかの場面を描いているだけでしたが、今回は大仕掛けになっていました。役者の姿を見ていると何だか滑稽にも見えます。役者は町の人たちや役場の職員だそうです。しかし、最後に内蔵助始め四十七士が赤穂城から出てくるのは何を描いた行列なのかと考えてしまいました。しかし、そんなこと考えちゃいけないんでしょう、この場合は。

 写真:殿中刃傷の段、田村邸切腹の場、義士赤穂城の場、赤穂と云えば「塩饅頭」(飛ぶように売れていました)

 赤穂城にて
 ○刃傷で 饅頭蕎麦も 売れにけり(偐山頭火)