河内温泉大学

姓は車 名は寅次郎 人呼んで フーテンの寅と発します

動から静へ「童謡の町たつの散歩」

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 上町大地で「吉祥寺」の義士祭案内を見たというきっかけから、本家赤穂の義士祭を見物した後、たつの市を訪れました。むしろこの方が今回の旅の主眼でもありました。龍野はふるさとの町香り匂う「播磨の小京都」と呼ばれている閑静な城下町です。と観光案内にもあります。

 当地はご存じお醤油の町です、ヒガシマル醤油の本社があって「うすくち醤油資料館別館」が保存されています。江戸時代からの町並みの一角に煉瓦造りのしゃれた資料館。なんと入館料は10円とか。

 資料館別館の前の道を西に進むと「龍野城」です、500年前に赤松村秀によって築かれ後、脇坂安松公が長野から移ってきて明治を迎えます。平時の平城、緊急時の山城と別々に築かれて、近年様々な門や櫓を復元して保存に努めています。

 更に西に向かうと「龍野公園」、龍野をふるさととする三木露風の名作「赤とんぼ」の歌碑がある周辺は紅葉の名所だ。公園内の動物園から国民宿舎赤とんぼ荘までは桜が植林されていて、春は桜、秋は紅葉と舞台設定は完璧です。

 こんな龍野を舞台に、静寂を切り開いたのがご存じ、左上の玄関でにらみつけている「寅さん」だ。ここ龍野では大地喜和子演じる薄幸な「龍野芸者」に宇野重吉岡田嘉子寺尾聰そして桜井センリ等の芸達者が一大騒動を巻き起こします。高名な日本画家から慰めの絵画をもらって喜ぶ、寅さんと芸者、画家のいる東に向かって礼を言うシーンが印象的だが、その時遠くに見えた煉瓦の煙突が健在でありました。(寅次郎夕焼け小焼け 完)

 写真:うすくち醤油資料館別館、龍野城龍野公園から街を見下ろす、赤とんぼ歌碑と露風、醤油工場の煙突、映画ポスター(おまけ)

  龍野にて
 ○醤油倉 夕焼け小焼けで 影のびる(偐山頭火