河内温泉大学

姓は車 名は寅次郎 人呼んで フーテンの寅と発します

お湯休め「毛馬閘門から赤川鉄橋」

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 入梅の寸前を狙ってMTB行は大阪市内散歩です。目的とか当てがあるでもなく出発し、大坂城へ向かいました。城東区から暗越奈良街道でお城につきます。城は端境期です。あじさいの綺麗な場所が、NTTビルの前辺りにありますが、今回はパス。

 大川沿いに出ます。川では小型船舶の実地教習でしょうか、ブイを縦に並べています。20年ほど前を思い出しました。学校を卒業して以来あれほど勉強したことはありませんでした。が、その免許もタンスの肥やしです。

 ランナーやバイカーと追いつ抜かれつしつつ桜宮銀橋をくぐりますと、遙か彼方に淀川との接合点が見えてきます。これが毛馬閘門と言います。閘門とは交差する河川の水位が違う所では、一旦箱の中に船を入れて水位を上げ下げして先の河川のレベルに合わせる装置です。スエズ運河パナマ運河も仕組みは同じです。

 毛馬の閘門脇には与謝蕪村生誕の地という碑が建っています。「春風や堤長うして家遠し」と代表作が刻まれています。ここからはその長い淀川堤を北に向かって走ります。暫くすると赤川鉄橋が見えてきますが、堤上では鉄路の踏切がありませんので、一旦河川敷か堤防の外に出る必要があります。

 この赤川鉄橋は、鉄路と人道の併用峡です。この鉄路は北で東海道線と繫がっていましして、おおさか東線新大阪駅に入ることとなった場合に、複線化することが出来る様にと、幅を持たせています。それまでは、人を通してやろうということです。非情に珍しい構造です。

 この辺で空模様が怪しくなってきましたので、堤を降りて城北公園を横切って帰路としました。出来たら公園の菖蒲を見たかった所です。夕刊には七部咲と記事が載っておりました。次回としましょう。

 写真:毛馬閘門、蕪村の碑、説明文、赤川鉄橋

 淀川堤にて
 初夏の風堤走ると梅雨となる <無茶不遜>