河内温泉大学

姓は車 名は寅次郎 人呼んで フーテンの寅と発します

京伏見「寺田屋」

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 あの寺田屋事件寺田屋です。寺田屋事件とは、慶応2年1月23日(1866年3月8日)、船宿で寺田屋を定宿としていた坂本竜馬を、伏見奉行配下の捕り方が暗殺しようとした事件。竜馬は、同宿の養女おりょうの機転により危うく回避し、しばらくの間、西郷隆盛の斡旋により鹿児島に潜伏する。

 という下りは司馬遼太郎の「竜馬が行く」で読んだとおりの受け売りです。おりょうは入浴の最中で裸で階段を駆け上がった・・・というからこの風呂桶に入っていたのでしょうか。

 この事件の後、彼らカップルは鹿児島に行くのですが、高千穂峰に登山したり、天降川沿いの温泉で休養を取ったりとした、いわゆる「新婚旅行」を楽しんだそうだ。写真二枚目は、その道すがらにある丸尾の滝、温泉の匂いを降りまいている。「滝湯」か。

 さて、伏見の町中には、宇治川から引き込んだ水路が走っていて、酒倉等も立ち並んでいる。寺田屋もその一角にある。宿の前の浜から淀川を行き来する航路があった。今も遊覧船で町並みを楽しむことが出来る。非常に楽しい。

 路程:京阪電車丹波橋駅
 写真:寺田屋寺田屋風呂桶、薩摩の天降川(丸尾の滝)

 京伏見にて
 ○風雲急な寺田屋より 天降へ二人で

  因みに「山頭火」は伏見に住む俳友の案内で宇治で詠む
  ○雲のゆききも栄華のあとの水ひかる