河内温泉大学

姓は車 名は寅次郎 人呼んで フーテンの寅と発します

お湯休め「飲んだり調理したり」

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 欧州の温泉は、積極的な医療としての利用志向が強いとか、医者の処方箋があると温泉による治療が受けられるといいます。いわゆる近代医学だけの病気治療の限界を医学界も認めているのですね。すばらしいことだと思います。

 その他に、温泉に含まれるミネラル分等が身体によいことから、飲泉という形の利用も古くからある。いわゆる、「飲む野菜」 と言われるヨーロッパで盛んな利用形態。
 勿論我が国でも飲泉は盛んで、温泉成分分析表に「飲泉可 適応症***」と書かれているあれですね。私も飲泉が大好きです。しかし、鮮度がものをいうのか、通販などで買ったり遠くから持ち帰ったものは単なる水にしか思えない場合があります。

 近くでは、犬鳴山温泉では源泉をポリタンクに入れて持ち帰ります。近距離ということと温泉濃度が濃いのか数日は持ちます。飲む、ご飯を炊くそして圧巻が湯豆腐です。にがりが中和されるのか、豆腐の表面がとろとろの温泉湯豆腐になります。

 単に湯につかるだけの温浴効果だけではなく、化学成分による効果や温度に着目した野菜を湯がいたり鳥を蒸したりする調理に、人々は大昔から温泉を多角的に楽しんでいますね。

 写真:飲泉器、妙見石原荘にて購入 栗野岳温泉のお釜、鹿児島鰻温泉では「すめ」と言ってました。

 犬鳴山温泉を味わって
 ○大地の血液を戴く 元気が湧く
 
 妙見温泉を味わい
 ○天降川に分け入る 旨し湯を味わう