温泉につかることで自然と一体化し、自然の力を体の中に蓄える、エネルギーを自分の活力に変える効果があります。温泉によるホルモンバランスや、神経系統に働きかける「変調効果」といわれるものでしょうか。
露天風呂で大地と一体化するのが、その好例でしょう。一方、露天風呂が背景の海や湖と一体化した風呂も随分と癒される。これらは、野天風呂と言うべきものでしょう。
北海道の伊藤温泉は支笏湖の中につかる雰囲気。今回紹介する古里温泉は、錦江湾で湯浴みしている錯覚を覚えるほど。”温泉天国”鹿児島のエネルギー供給源が桜島であることは間違いないだろう。しかし、この桜島には温泉は二軒しかない。
古里温泉は島の南端部にあるホテルの施設。お風呂がある錦江湾とは高低差があるが、エレベーターが設置されている。風呂は家族連れを意識したプール様の施設があるが、露天風呂が主体。ここは浴衣を羽織り入浴するスタイルだ。体にぴったりとフィットすると、女性は大変セクシー。
雑念を払い空想にひたる。錦江湾が風呂と一体化して薩摩半島が風呂の壁画に見えてきた頃、私は自然となった。
路程:JR鹿児島駅からフェリーとバス 高速国分IC
写真:古里温泉野天風呂
古里温泉にて
○錦江湾と合体 野天に
○吾ブロンドの乙女と遊ぶ野天