中辺路から大辺路、少し奥駆けへ踏み込みそして小辺路とポイントを移動しながらの足早の旅ですが、古道の雰囲気とそこに脈々と湧き出温泉に癒される旅を楽しめた。
現在の大辺路は近畿道と湯浅御坊道、中辺路はＲ３１１号、小辺路はＲ１９８号になるか。歴史人も現在も効率的なルートは同じ結論になると言うことだろうか。
更に文明は、河川をジェットで走る船や、鉱山をくり抜くトロッコも生みだし、様々な「路」を紀伊半島というキャンパスに描き出している。
そこに、今も脈々と息づいているのが湯の峰や川湯などの古湯。湯もまた新しい息を吹き出している。その熊野路を短期間ですが旅したスケッチを何回かに分けて伝えることにする。
写真：瀧尻王子古道、継桜王子の野中の清水、熊野本宮の大斎原（おおゆのはら）
