知人に導かれて入った世界ですが、大変面白いので度々観賞をしています。
先日も国立文楽劇場へ、錦秋公演とやらを大阪府民劇場という格安鑑賞券を利用して楽しんできました。
「一谷嫩軍記」と「伊達娘恋緋鹿子」の二台です。
一ノ谷は、歌舞伎でも観賞していたのですが、歌舞伎では筋立てが荒くてよく理解できなかったのですが、今回は「台本」通りに読まれてそれに解説が付きますから理解できました。荒唐無稽な筋ですが、往時の人も我々も十分に楽しめます。
伊達娘は、八百屋お七であります。全部で八段もあるそうですが現存しているのは今回上演された六段だけ。しかし、これで話が完結するのですからすばらしい浄瑠璃ですね。お七の人形が人手を使わず火の見櫓に登るところは、感動しました。開場からも拍手がわき起こっていました。
席が窮屈で股関節の修行状態でしたが楽しい時間を過ごしました。
写真:チラシより、会場風景
粗筋など:http://www.ntj.jac.go.jp/cgi-bin/pre/performance_img.cgi?img=5887_4.jpg&idx=4
写真追加は「てんてん」様のコメントへの回答です。頭を操っている(?)のは愚女です、右端は桐竹勘十郎師匠です。