台風一過爽やかな秋晴れ・・・とはいかぬ曇天でしたが、家事に翻弄される家人を引き出して「斑鳩路」へ。MTB行では、起終点によく使う法輪寺前の駐車場に車を起きます。
先ずは「法起寺」周辺のコスモス畑です。ここはコスモスを積極的に植えられて景観づくりを積極的になされていて、観光客もひっきりなしです。今では客目当ての「黒豆」や「柿」などの露店販売も積極的です。これが「町おこし」というのでしょうか。少し違和感も。
ここから観光コースを離れてあぜ道を少し南に下ると「幸前神社」とかパンフレットにも何にも記されていない神社がひっそりと。斑鳩ではないがこの周辺に住む親戚に言わせると「一杯神さんがあって、町役でもなろうものなら、お供えを作るだけでも大変」ということなのでそんな神さんの一つだろう。
中宮寺、法隆寺はパス。法隆寺の西門から「業平道ささやきの小径」という、家並みの中を小道が続く。いわゆる業平の恋がよいの道で、生駒を超えて河内の恩地まで女がよいしたという道の奈良版であります。
業平道が広い場所に出ると、左に藤ノ木古墳がある。数日前にNHKで古墳と副葬品について紹介番組があったので、今回立ち寄ることとした。整備とはいうものの、往時を伝えるような雰囲気ではなくて、単に「きれい」になっているだけです。この先には法隆寺の守り神「竜田神社」があります。神さんも仏さんも持ちつ持たれつということでしょか。
最後に我が知人のI画伯の小作品を紹介します。本当は、この作品を描かれた場所に持っていって、同じ夕景の中で同化するのを見たかったのですが、次回に譲ります。(一枚目の写真と最後の絵を重ねて見て下さい、同じ場所の構図です。)
写真:法起寺とコスモス、幸前神社にて、社の小道、法隆寺西門、ささやきの道、藤ノ木古墳、竜田神社、家近画伯小作品
斑鳩路にて
○業平が 通う恋路は 今ETC