上の写真は「山端平八茶屋」の暖簾です。茶店に人が出入りしやすい為か、短めですね。参勤交代時の大名の休憩所として使っていたとも言いますから、その時はこんな感じではなかったのでしょう。店の前にある京都バスの停留場は「平八前」とありますから、「へいはち」で通っていたのでしょう。
次の写真は、湯波半の暖簾です。「麩屋町御池上ル」で通じる方には通じます。普通の町家が並ぶ中にこれがかかっているだけですから、初めての人は店には入りにくいでしょうね。何でも見てやろうという私の根性では、このくらいの暖簾はものとせず押し分けて入りました。20年くらい前の話です。以来、懇意に付き合ってもらっています。
この話を聞いていた知人が、過日同御店を訪れて「大阪の**さん」と私の紹介であると告げたそうですが。そんな者知らん・・。と言われたと。そう言えば、名を名乗ったことなど一度もないと、思い出しました。この日は、甘湯波が売り切れでありましたので、造り用だけ求めました、甘湯波は十二月に入ったら溜めておいていただけるのを取りに行くこととします。
写真:山端平八茶屋、湯波半、湯波作業場(かけてある湯波が暖簾に見えなくはない)