快晴の昨日、午後からふらふらとMTB散歩に。コースは定番の上町台地です。自宅を出て、西南西に進路をとると河内平野から上町台地にさしかかるあたりが生野区。その坂を一気にあがると「四天王寺」です。
彼岸も過ぎて静けさを取り戻した境内や山門前には、店を閉めているところも数多い。次回は文化の日当たりに照準を定めているのでしょうか。今月の命日には、自宅近くの花屋で済ませたとのことなので、高野槙も横目で過ごします。
上町筋を西へ渡り、上町台地に沿ってふらふら北に向かうと「口縄坂」が見えてきます。上町台地を西から上り下りするルートは七つあり天王寺七坂と呼ばれています。それぞれにも粋な名がつけられています。一番南から逢坂、天神坂、清水坂、愛染坂、口縄坂、源聖寺坂、真言坂です。そして番外として源聖寺坂と口縄坂の間に学園坂があって、唯一車で上ることが出来ます。
口縄坂で「織田作之助」の文学碑を拝見して、さらに北へ向くと千日前通りとの交差点付近に「生國魂神社」があります。今回はパスして千日前通りを渡り直ぐの「高津宮」へ。仁徳天皇の宮跡とも言われて「民の竈の煙を確認した」という言い伝えがあります。しかし、この宮は芸事にいわれが多く落語「高津の富くじ」や文楽にも登場します。今も小屋があって定期的に落語会が催されているようです。
さて、本日大坂城を最終目的に設定して出発しましたが、ぼちぼち足の筋肉が帰れと言ってきましたので河内へ向かうことにしました。上町台地を東に下るところで「東高津宮」を発見しました。この付近に高津高校があるので、位置的におかしいと思っていましたが、東高津宮近くの高校であったようです。
写真:四天王寺境内、口縄坂、高津の富亭、寄席チラシ、桂文枝の碑、九坂目でしょうか合相坂(高津宮内)、東高津宮
天王寺七坂
http://www.city.osaka.lg.jp/tennoji/page/0000000496.html
高津の宮
http://www.kouzu.or.jp/