お伊勢参りの出発点として有名な玉造稲荷神社ですが、今回は伊勢参りから少し離れて「豊臣秀頼公」と稲荷神社の組み合わせであります。創祀2000年とも言われる同社も、天正年間に戦禍で荒れていたという。
その神社を再建したというのが秀頼公。大坂城の鎮守ともなります。神社の公式オームページでも詳しく触れられています。この、玉造稲荷神社再建に尽力した秀頼公の銅像が今月完成したという記事を見て散歩してきたというものです。
像は台座を含んで6メートルと、ロケーションにしては大きすぎるのではないかと余計な心配をするほど。日経のコラムの筆者によると作者は文化勲章受章者と言うから著名な方のようです。
秀頼公に関しては、淀君の影に隠れて「お坊ちゃま」であったとか、その逆に気品と威厳さを備えた美丈夫であったとか諸説あるらしい。像の作者は後者を取ったようで、司馬遼太郎が「城塞」で描く秀頼に似ているそうだ。
写真:秀頼公像、玉造稲荷神社境内
神社公式HP
http://www.inari.or.jp/menu.html