河内温泉大学

姓は車 名は寅次郎 人呼んで フーテンの寅と発します

備中「吉備路温泉と風土記の丘巡り」

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 サンロード吉備路に泊まるのは二回目。施設内の吉備路温泉は地域の方々に開放されていて、夕暮れ時になると野良仕事を終えた方、就業時間を過ぎた方々が集まってこられます。この時間を避けて入浴すると、ゆっくりと温泉を楽します。

 宿泊施設前の丘の少し先に、国分寺があります。五重塔が見事なお寺で、聖武天皇が発願して全国に建立した国分寺の一つです。今の建物は江戸時代に再建された物らしいが、県下では唯一の五重塔として、風土記の丘を巡るときのランドマークです。

 ここから、少し東へ行くと造山古墳があります。この地にはもう一つよく似た名で作山古墳があります。造山古墳は写真でもおわかりのように、民家や畑が入組み利用されています。高松城水攻めの時には毛利方が、後円部に築城し当時の土塁も残っています。大阪羽曳野の応神陵も、大坂の陣では櫓を造っていたと言いますから、時代の古墳への価値観がうかがい知れますね。

 更に東へ行くと、吉備津神社です。JR西のテレビCMでもおなじみの回廊が社殿間に張り巡らされていて、良い雰囲気があります。比翼入母屋造の社殿は足利義満が造営したもので、国宝に指定されています。少し足を伸ばせば、吉備津彦神社や最上稲荷も徒歩圏です。
 さて、この辺で風土記の丘巡りを切り上げて、旅の目的であります三カ所目の温泉へと向かいましょう。その温泉とは、温泉国道とも呼ばれている国道429号に沿ってある湯の瀬温泉です。

 写真:吉備国分寺五重塔、造山古墳と吉備の大王像、吉備津神社回廊、案内板

 造山古墳にて
 造る人 葬られる人 利用する人  <吉備のダンゴ王>