河内温泉大学

姓は車 名は寅次郎 人呼んで フーテンの寅と発します

豪華な昼食「桑名の殿様 時雨蛤で茶々漬け」

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 豪勢な大尽遊びの仕上げの様を云うフレーズで種々の解釈があるが、桑名の殿様時雨で茶漬けと言えば、贅沢につきるという点では誰も異論は無いだろう。それに近い昼食を桑名の粋な料亭で頂いた。

 今回共に旅した河内温泉大学前学長殿、事前に伊勢湾辺りを走るのだから蛤を食べないか・・・との指図が。私も上手い物には抵抗感が無いため、即座に同意。近頃の倣いでネットで検索して、1,2の候補を抽出して旅に出る。最後の判断は彼に任せることにした。結構審美眼は鋭い物を持っている。

 で、到着したのが桑名城の堀の脇にあるキッチン寿という料亭であります。堀を取り巻くように桜が植えられており、開花の時はさぞかし見事なことでしょう。注文したのは「千姫」というランチお得メニュー。焼き蛤に始まって、お造り、天ぷら、煮物、練りものに蛤の赤だし。仕上げにはコーヒーとケーキまで。大満足、しかし食べ残しに未練も残る。

 土産の相談をすると、こちらで蛤を買って帰り鍋にすると良いという。料理方法をくどく聞いているうちに厨房から、出汁もサービスするという声もかかりました。沢山の蛤と出汁を頂いて、その日の夕食に食したのは報告するまでも無い。1キログラムとのことだが、一回では食べきれずに、翌日たこ焼き器でエスカルゴ風にして食べました。蛸と蛤が同居するコラボレーションとでも言いますか。

 写真:キッチン寿玄関、蛸と蛤

 桑名の蛤
 殿様で 無くとも食たい 浜の栗    <偐山頭火>