河内温泉大学

姓は車 名は寅次郎 人呼んで フーテンの寅と発します

飛騨川の畔「下呂温泉  湯之島館」

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 下呂温泉は立ち寄り湯の経験はあるが泊まるのは初めて。しかも、文化財に指定されているという旅館「湯之島館」であります。湯之島とは下呂温泉の古名であり、当館の土地の字名でもあります。まあ、文化財に泊まるというのは、趣はあるが少々足腰に堪えると言うことでもありましたが、さてその次第は・・・・。

 下呂中心市街地から急峻な山道に入ると、途中からは湯之島館の専用通路であります。その専用通路の突き当たり右に本館が我々を待ち受けてくれている。手慣れたドアマンいや旅館なら何というか、男しに荷物と車の鍵を預る。館内はスリッパだが、迷路のように館内を歩かねばならないので、このスリッパは今後一考の余地がある。歩きづらい。

 我々は新館と呼ばれる、別棟に通された。アメニティーはこちらの方が良いようだが、次回は本館希望としたい。理由は先に述べたとおりでありますが、大浴場へ行く度にエレベーターを乗り継いで行くのでは、行く気も失せる。ならばと、新館の浴場には源泉が引かれていて、それなりに納得させるところはさすがに老舗旅館だ。

 本館脇に設置されている露天と大浴場は浴槽が深いのが特徴です。林羅山曰く「日本三名泉」の一つだけあって、湯は上品なアルカリ単純泉。露天から周辺の山々を眺めてさて出ようとした時、蜂を踏んで針が刺さってしまった。啓蟄が過ぎ、蜂もこの日の陽気に浮かれて温泉の湯気にあたりに来て長湯しすぎてのびていたのか、踏まれた方も踏んだ私も迷惑な事であります。さて、最後になりましたが、お食事は言うことなし。今回は翌日の昼食も含めて、食事については満足した。

 写真:湯之島館本館前にて、露天風呂、大浴場、部屋風呂、ロビーのソファーから館を観ると建物が張り付いているのがわかる

 下呂温泉にて
 蜂の子も 湯気にのぼせる 啓蟄禍(か)    <偐山頭火