熊本地震の被災者に対しましては、心よりお見舞い申し上げます。少し収まってから・・・お見舞いをと思っている間にも地震が続きます。心身共にお疲れの所へ労う言葉も見当たりません。一日も早くこの辛い時が過ぎますように願っております。
さて、表題は若草読書会の戯れの歌集、「花見編」が編集されたというお知らせ。ズッコケなのは編者偐家持氏の企みか仕業か、編集をし忘れた昨年分と今年の二年分を纏めたという荒技です。時の経過が分かり、創作の程度は一向に進歩していないと云うことも明白です。ただし、進歩していないというのは偐山頭火に当てはまる言葉です。
さて、熊本地震と云え大分、宮崎、長崎や福岡など九州全域に被害をおよぼしております。九州は温泉パラダイス、私の近年のフィールドワークの場とも云える場所です。この地震が収まり、我が温泉行がご迷惑にならない時が来ましたら再訪して復興の一助とさせていただきたい物です。早くその日が来たらんことを心より願います。
〈※〉温泉はよい、ほんたうによい、ここは山もよし海もよし、出来ることなら滞在したいのだが、―― いや一生動きたくないのだが、 昭和五年九月十日 日奈久にて