台風一過の晴天にはならない・・・と気象予報士が昨夜のテレビ番組で宣っていた。曰わく、逆走台風は通過後に大陸の爽やかな空気を引き込まないで、太平洋の湿った空気を引き込むためだとか。なるほどと思ってはいたが、それなりに青空です。まあ、外れても喜ばれる予報の結果と云うべきでしょうか。
我が家では、チビ台風が三重連で来るはずでしたが、おチビのKY君が発熱でお母さんと自宅待機となり、Nちゃんとパパ、KZ君と両親が久しぶりに勢揃いして焼き肉パーティを開催です。具材は伊勢の「豚捨」と布施の「桜井」の肉勝負。行司に同じく布施の「池田商店」のキムチと役力士が揃いました。
豚捨ては松阪牛のルーツに当たる伊勢牛の老舗、豚を扱うことを止めて「豚捨」と屋号を付けたそうです。焼き肉用バラですが、脂身が多いようにも見えるが、食すると非常にさっぱりして柔らかい。対する布施の「桜井」は元は鶴橋出身、今や鶴橋の牛肉屋を凌駕する勢いの精肉店。卸が主だが店売りもしてくれます。ここは、ロースよりバラが高いという焼肉本格派ですが流石庶民的な値付けです。立て行司の「池田商店」も元鶴橋の本格キムチ、いわゆる辛いだけではなくよく発酵させた味は焼き肉には外せません。
俄作りのテント兼日除けの下では、愚息がコック係り。手際よく注文を捌いてくれます。「豚捨ては見かけより柔らかい・・・」「桜井のレバーは新鮮だ」と喰う方は勝手気まま。大人用、子ども用と手際よく焼いてくれます。子供達のお腹を満たした後は、彼らは遊びタイム。愚女の指導でピアノを弾くまねをしたり、葡萄狩りを楽しんだり。微妙な緊張感が漂いながらも仲良く遊んでいました。なお、台風一過、KZ君は伊勢路へと帰り、おチビちゃんの熱も平熱に近くなり復活したということで目出度しめでたしの台風の後であります。
写真：豚捨外宮前店（伊勢）、桜井店頭（布施）、池田商店店先、河内温泉大学焼き肉コーナー、ネオマスカット、ピアノ共演（？）
