河内温泉大学

姓は車 名は寅次郎 人呼んで フーテンの寅と発します

新年の墓参りから年末年始を振り返る

 正式には数日前にも墓参しましたが、昨日は一つの〆として「槙」をお供えして忙しかった(?)親父の本来の仕事に復帰して頂くという表しの墓参です。やはり、お墓には槙がお似合いです。
 槙で凜として

  お寺門前にはいつものお言葉が

 昨年の29日くらいから始まった準備とそのお正月、そしてその後を振り返ってみます。29日には餅を受け取りに八尾志紀の丸芝さんまで。猫餅(エビと豆)と小餅とで数キログラムでしたが、勢州に向けて送る荷作りの中へは「ミカン」、「とらや羊羹」、「干し柿」、「燻製」、「古都華」(いちご)等を同梱します。幾つになっても子であり親ぶってしまいます。娘は迷惑かもしれませんが。
 餅など 切り取り例です

 その日午後に愚息も孫連れで帰って来ます。彼らにも同じように荷物を持たせますが、お節は同じせきやばかりだと偏ってしまいますので、彼らには高島屋から送ったと愚妻。その後のケーキの崩れた事件が起きて、お節もと心配しましたが無事だったようです。
 ky君我が家の鏡餅も持って帰ると・・・ 元旦以降は鏡餅が二つになったはず

 Ky君は自分家(ち)の荷物にお餅一式が入っているのを忘れたか、我が家の鏡餅も持って帰ろうとするので、それだけはと嘆願し辞退願った。しかし、数日後の元旦には当然と持って帰りました。なるほど年長さんの中でもとびっきりデカイ理由が分かります。その元旦は昼前から家族全員で来てくれました。お節などで「おめでとう」の後近所の八幡さんへ初詣、愚僧は願い事は一言主神社などへ昨年中にお参りしているのでこの日は午睡とさせて貰います。
 夕飯は蟹鍋 ドロエビも美味しかった

 お宮参りの後愚息は蟹と奮闘していました。八杯程の松葉蟹とドロエビと銀寿司の出前で宴再開です。寿司はNちゃんがエビがダメなので愚僧の鮭などと物々交換で更に宴会は盛り上がりました。最後は何時もの泡あわ風呂です、お母さんが通路の窓から良いショットを狙っています、Ky君は大きな身振りですがNちゃんはちょっぴり大人になったかしゃがみ込んでいますがカメラが去ると何時ものお姉ちゃんに戻ります。いくら入っていても楽しいですが、適当に出て頂き帰路につきます。

 仕上げは泡あわ風呂です

 2-4日は平凡な日が続きますが、愚僧は畑仕事に精を出します。ニンニク、エンドウ豆、そら豆に水菜とサニーレタス及びタマネギです。最近お付き合いが始まった*田さんは本学の少し南で10倍ほどの面積で百姓をなさっています。その経験がものを云うのでしょうかあれこれご指導願ったり苗や上出来の大根を頂きますが、時に厳しい指導も入ります。

 我がクラインガルテンの現状

 5日は食道癌と咽頭癌の予後の検査日、少しの憂いがあるものの無事パスでした。

 検査日の夕刻勢州からKz君と愚女の来訪です。数ヶ月ぶりに見るKz君も立派に成長して往路の電車内の様子をあれこれ喋ってくれます。やがて夕飯です、彼の好きな寿司を近所の馴染みの店から運んで貰いましたが、要らぬ節介をしたようで彼はもうサビ付きでも食べられるとか、余計に持ってきて貰っていたサビを塗り直して食べてくれます。その食べ方にも個性がある様子、彼は汁に入った野菜から食べます。お母さんが野菜からと云ったことが気になるようですが、お料理によってはこだわらぬとも良いよ・・・と教えると大好きなエビにかぶりついています。この日の風呂はお爺さんと二人で大人の雰囲気でした。

 やすむら農園の後法隆寺 いやー懐かしかった

 翌日はイチゴを受け取りに行くと云うことで、法隆寺へ。子ども向け歴史年表&図鑑で法隆寺聖徳太子は馴染みとのこと。愚僧も50年ぶり程だが西院伽藍へ入ることに、金堂や回廊のエンタシス風の柱を眺めて思い出に浸る・・・。カメラ係を頼んでいたKz君は特殊なカメラのため撮り違いがあったようで、お爺さんの出番で親子連れをカメラに収める。この日も摂州から愚息一同が来てくれる予定で、蟹の残りとホルモンの予定でありましたが桜本ホルモンさんが休みでにわかに焼き鳥となりました。合わせて喰う料理も寿司も飽きたと云うことで、法隆寺山門前で同じ寿司でも柿の葉寿司を少し購入する。このあたりで社会見学を兼ねた法隆寺見学の幕として、Kz君ご希望の生駒トンネルをくぐり河内温泉大学へ戻りました。ここでkZ君のパパも合流して総揃い予定であります。

 串も打ち終わった鶏です

 河内温泉大学へ戻った頃摂州勢が既に鳥打ちを終了して蟹に移っていました。この時分かったのですがNちゃんが体調不良で来られず、ママもNちゃんの看病と云うことでお賑やかな一名が欠けることになりました。

 ガキ二人は工事にかかると云って串ならぬくい打ちをしました

 焼き鳥はガレージで、蟹や寿司は台所でとお正月宴会の再演です。ホルモンに勝るとも劣らない煙幕でご近所はまたか・・・と思われていたことでしょう。奥さんの帰路運転要員がいないにもかかわらずアルコール抜きで愚息も義理の兄や愚僧のアルコールに良く付き合ってくれました。

 お誕生日のケーキです Nちゃんが気になる

 宴会の後は5日に9歳になったNちゃんのお誕生日祝いです。ご本人が不在となった誕生会ですがIT時代です、ネットライブの宴会になりました。ハッピーバースデーを歌いながら9本のローソクまでNちゃんが吹き消せません「誰が消したの?」にたいし「kz君とKy君」とラインでやりとりしつつ美味しいケーキにしたづつみ、ご本人は明日体調次第でいただけるでしょう。

 この後は何時ものお風呂タイム、Nちゃんがいない分盛り上がりに欠けますが、頭から水を被るKy君にKz君もタジタジですがお兄ちゃんの面目を保つため必死に頑張っているのが頼もしく見えます。最後の別れを惜しみつつ二人は庭で立ち小便、葡萄の木が枯れないか心配ですが、木も慣れたものイルミネーションに輝く葡萄の木も秋の実の肥やしと笑っているようでした。

 勢州おかえりの際の全員集合 気をつけてください

  翌朝勢州も帰路につきます、道中お昼ご飯は恒例の菱屋西フランクスのサンドイッチ、何故かホルモンの予定で買ってあったキムチとお父さんの土産のビール等々車が傾くほどの(うそ)土産を積み込んで西名阪道路の人となられました。

 以上が我が家の年末から数日前までの240HOUR「特番」です。

 オマケ話に元旦早々愚僧の左上の差し歯が抜けました、昨日かかりつけ医に行くまで数々のご馳走や御酒もイマイチ味が無くしょぼくれていました。永く視て貰っている歯科医さんは比較的簡単に直るでしょうと云います。いくら立派に作っても遺産にもならない歯ですから適当にとお願いしましたら、それは勿論ですと言い返されてすっきりとした「三度目の正月」を昨夜楽しみました。大家族全員も良いですが夫婦でのんびり「おまえが早いいや貴方が早い」と言い合いつつ寿命を縮める般若湯を頂くのも良いものです。文頭の墓参りは愚僧にとって初仕事でもありました。
 正月の 世の乱れかは ガザ地区か <偐山頭火
 地震かと 思う空き間に 飛行機も <偐管制官
 政治家と 地検の争い 性事家も    <偐萬罪師
 年賀状  厚みが減った 髮の薄く   <偐漫遊俳人

謹賀新年

新しき年の初めに思ふどちい群れて居れば嬉しくもあるか
 万葉集に収められたこの歌は、天平勝宝5年正月の宴げで詠まれたもので「新しい年の始めに、こうして気のあった仲間が集まり酒を酌み交わし談笑することはとても嬉しい。」と云う気分を表しています。(万葉集190-4284番 道祖王

 馬風お重の蓋 

 愚女が勢州に嫁いでいらい、お正月お節は彼の地の有名な料理屋さんにお願いしています。その娘は彼の地でお正月を祝うため三が日には帰省できないが、一足早くお節が着く。そのお重が写真の表紙であり、歌は道祖王の歌が記されている。

 お料理中身など

 歌の様に全員集合となるのは6日に勢州勢が揃ってからになるが、三が日は絵馬風に書かれた道祖王の歌を眺めて過ごすことにしましょう。一週間に及ぶ長いお正月も善いものです。
 絵馬風の お重を眺めて 嬉しあり <偐道祖王

悪縁と餅を切る

 悪縁は云いすぎですが、今年の厄と共に餅を切りました。餅は猫という棒状の餅ですが、時間が経過しすぎると堅くてどうにもなりません。薄く切れば「かき餅」に厚みがあると焼き餅に敵しています。昨日帰ってきた息子には持って帰らせ、勢州の娘には小餅と猫餅、燻製、歳暮に届いたハムなどを詰め込んで送りました、ボチボチ着く頃でしょう。それぞれパパに仕事して貰います。
 猫餅を切る

 猫餅は豆と海老入りです。ナナちゃんが海老アレルギーで喰えないのですが、多数意見でナナちゃんには辛抱して貰います。その代わりにと云ってはおかしいのですが、正月早々に迎えるお誕生日プレゼントを自転車としました。つい最近買ったと思っていますが、もう小さくて乗られないと云います。お正月期間に生まれた子はつい「合わせて」となるようですが、クリスマス、お年玉そしてお誕生日とそれぞれメリハリを付けます。
 小餅も合わせて切りました

 お爺さんお婆さん夫婦は小餅を噛んだり飲み込むのに苦労しないように、帰ってくる孫達用を除いて小餅も切りました。年の瀬を迎えて、自身の齢を感じさせられる餅切りです。
 国民的歌番組にも一言

 明日は紅白歌合戦とかいう国民的歌番組があるようで、ジャニーズ系列を切った関係で大古所も出番が来たそうです。私的には六角精児を出せば良いのにと思います。彼の「ディーゼル」なんか隠れたファンも喜ぶと思うが、放送局の歌番組編成にはそのような思考は働かないようです。

  人生と云う  走る列車は 何処へ行く  <偐丸餅

思惑というか異常気象に負けたイチゴ

 我が家も愚妻がよく利用している百貨店が高島屋です。特に食材などをよく買っているようで、お客さん方にもそれなりの思い込みがあるようですね。その高島屋で、過日註文していたクリスマスケーキが「潰れた」状態で届いた・・・という客の声がネットに上がった。この辺りはネット社会ですね。なるほど、見るとケーキの土台が崩れて苺が土砂崩れのように落ちています。リンクで参照ください。
 クリスマス頃にはこのような苺が食べられたのに 昨年の収穫です

 監修元、高島屋と下請け工場及び配送会社の説明によると、主原料たる苺が今年の異常気象で思うに収穫できず、製品が完成して2週間かけて冷凍するはずが2-3日で出荷したのが、型崩れの原因とか。
 我が家の贔屓の斑鳩安村農園でも 昨年の収穫です

 同じ様な現象が斑鳩の農園でも発生して、毎年お歳暮に送る苺を五條市の柿に変更しました。唯一送れた姪宅ではあまり美味しいから友達と組んで依頼したら送る苺が無いと云われたと・・・。園主の安村さん曰く「工場へ出荷するほど作っていないが、何十年も生産してるがこんな事初めて」と異常気象を嘆いておられます。我が家の正月分は何とか確保して貰っているが、一見さんは皆お断りしていますと云いつつ、異常気象と思惑違いは今後の検討課題ですと仰っています。
 イエスさえ 喰ったこと無い 苺かな    <偐山頭火

燻製つくり

 久しぶりに燻製作りに、玉子が余ったというのでゆで卵を・・・と出発したモノのそれなりの品種と量になってしまいました。年始用品を取りに来る、送る便に合わせて娘と息子の家で消費して貰いましょう。
 先ずは乾燥させて風乾後燻缶にセットしました ゆで卵、チーズ各種、海老

 燻製の一歩目は味付けと乾燥にあります。味は今回の対象は殆ど乾物に近いゆで玉子、チーズが主ですので味付けには手がかかりません、烏賊を求めて近くのスーパーに買いに行きましたが造りは売り切れで、一ぱい単位しか売っていなくて小形燻缶器を使う予定ですのでパスしてミスジ肉を買いました。ついでに海老も買いましたが、これらは塩味と唐辛子そして胡椒だけでそのまま風乾です。
 昨夜は猫よけが野良猫の番です

 少し風乾が足りない部分はブロアーで空気を送り強制風乾、そして息子が若屋を倉庫替わり置いている小形燻缶器に入れました。

  燻煙開始です オールステンですのでマジックミラーのようです

 燻材はサクラとあります、愚僧は匂いにはあまりこだわりませんがこれは息子の好みでしょう。このままで5-6時間で終わりますが、明日朝状態を見て続いて燻すかどうか決めます。燻煙は何時間するかで連続性は問いません、日が暮れて外に出るのは嫌ですから。
  Kz君自転車頑張れ ひさしぶりの登場 マスキングは不要ですね

 朝から作業をしていましたら勢州から自転車、摂州からホッピングルービックキューブがサンタさんから届いたと報告です。我が家の孫達にとってはKz君が体操で良い演技が出来たご褒美、Nちゃんはダンスで優勝、Ky君は自転車競技で優勝したご褒美になったようです。お爺さんにとっては孫自慢が良いプレゼントです。
 焼き芋器 長すぎる芋だと輪切りにして2時間弱は加熱が必要です

 ついでに我が家の焼き芋製造器の紹介です。鉄製で蓋も重くて片手で持つのが困難な鍋です。本来はかしわの姿煮とかに使うようですが、我が家ではもっぱら芋専用器です。2-30年は使っています。
 今サンタ どこから入る 問う人無し <ドローン山タクロース