河内温泉大学

姓は車 名は寅次郎 人呼んで フーテンの寅と発します

紅瑞宝を食す

 勲章のような響きの漢字ですが、れっきとした葡萄です。ゴールデンマスカット4倍体×黒潮の交配種といってもさっぱり分かりませんが、とにかく美味しい葡萄です。柏原市大和川と石川の合流地の丘に在る「山常」葡萄店で昨日求めました。
 山常葡萄店 三尺葡萄棚が看板代わり(⇨)

 お中元を一つ忘れていましたので、追加注文に行ったら下の看板が。何故売らないのかと問うと「温度が高すぎて実に色が来ない・・・」から。こんな不出来なもの贈り物で送ったら、店や産地の信用に関わるから売らないんだという。なるほど、どこぞの性悪商人に聞かせたい言葉です。そんな話をしている最中に、これはどうです・・・と試食に出されたのが紅瑞宝です。皮ごと口に入れて実を剥くといい、その通りにすると上品な甘さがゼリーのように口中に広がります。
 贈答品お断り

 これは手に入るかと聞くと目玉が飛び出るほどの値段、まあ遅れた中元(暑中見舞)なので奮発することに。序でだが我が家にも一房別けて頂く。一房あたりの値段から換算すると、試食で食べた分は百円は超える程の値段ですが、送った相手も喜んでくれるでしょう。
 紅瑞宝

 我が家にも瑞寶章なるものがあります。ブリキ製のようなもので家族にとってはあまり意味の無い勲章(?)でしょうか。親爺が精一杯働いて頂いたもので、仏壇の奥にはしまっています。

 喰えない 帝の瑞寶章 大地で育てば 口でとろける <偐山頭火