中心温泉街から少し離れた集落の真ん中に「株湯」がある。小さな掘っ立て小屋という表現がぴったりだ。
前回の入湯時より多少温度が低くなったと言うが、それでも45度は立派な熱湯。三朝自体が80-90度を誇っているので、何程か手を入れているという噂もあるが、極めないことにする。
今一杯やで・・・、ほな、外で待つわ・・・
という会話が番台と客とに間で交わされる。中に入っても「息子が大阪の大学に入った」「家を建て替えた」と世間話が続く、いい浮世風呂だ。
休憩場となっている、玄関脇のベンチに座り飲泉を楽しむ。温泉街の外れの共同浴場は心落ち着くやすらぎの場所だ。
路程:山陰線倉吉駅、西日本高速中国縦貫道「院庄IC」から179号
写真:株湯看板、飲泉場、株湯
薬師湯にて
○息子自慢 家自慢 何故忘れる風呂自慢