三朝橋を更に数メートル下がると「菩薩の湯」がある。ここは有料で３００円。風呂の前に公共空間があって、時にイベントをやっていることがある。それが無ければ短時間なら駐車も出来る。
温泉本通りに入り、木屋旅館の斜め前当たりにあるのが足湯「薬師の湯」、無料で年中無休だ。薬師堂には上品なお姿の仏さんが安置されていて拝める。この温泉通りに入るとホッとする。
昔の温泉街が息づいているのだ。近代的な旅館は館内に土産物店、ラーメン店やスナックからストリップ小屋まで取りそろえて、客を一歩も外に出さない。これが温泉街と地域の衰退を迎えた。
三朝温泉の温泉本通りには、射的場、ラーメン屋、喫茶店にスナック。興が乗ればストリップ小屋も良い。アベックでと書いてあるのがほほえましく覚える。日本中の温泉街に、三朝や城崎のような温泉街が再び戻ることを願うのは私ひとりではないと思う。
写真：河原温泉と河原の湯、菩薩湯、薬師温泉と薬師堂、スマートボウル
