今回の旅の大きな目的が「旅館あづまや」に休むことでした。
高浜虚子、アンドレマルロー等々に「日本の宿」と高い評価を受けている。少々料金が高いので避けていたが、「清水の舞台」の覚悟で今回利用した。が、これは大いなる間違いであった。
高いのは料金だけで、客を迎えるもてなしの志が低い、掃除が出来ていない、料理は一善飯屋風、漬け物に至っては東海漬物「Qちゃん」が出たのには腰が抜けた。老舗のブランドと湯の峰温泉にあぐらをかいている。
文句はこのくらいで、風呂は良い。源泉かけ流しは当然だが、源泉を利用した蒸気風呂は九州栗野岳温泉以来で嬉しかった。玄関先の萩が満開で、車の屋根に乗っていたのをお向かいの「いせや」の主人が風流だと褒めていた。
結論から申し述べると「立ち寄り湯」で充分だと思うが、その時の従業員の「顔」がどの様な顔で迎えるかは保障しない、
写真:あづまや内風呂、蒸気風呂、露天風呂、萩の花
あづまやにて
○あづまやの正体見たり級の抜けた高い宿
○本宮の湯垢離場や湯の峰は
○湯の峰の萩を染めたる花車