河内温泉大学

姓は車 名は寅次郎 人呼んで フーテンの寅と発します

温泉知新「後期高齢者医療制度」

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 一番風呂を楽しみに「不動ノ湯」へ。10時少し前に着いたら、既に並んでいる。地域の巡回バスが9:52着があるのだが、それに乗ってこられたのであろう。

 定刻に扉が開き、男性では5番風呂くらいの着順で入湯だ。さすがに綺麗にお掃除もされていて気持ちが良い。数日目のMTB行で傷めた関節や筋肉がほぐれてゆくのがわかる、自宅の風呂でも同じ思いなのだが大きい風呂だと余計に感じるのは不思議だ。

 「4月から息子の扶養から外れて保険料が要るようになる。介護保険に加えて新しい保険料が要るのや・・・」とお年寄りがやかましい。75歳以上の高齢者の新しい医療保険制度が4月から実施され、今まで家族の扶養に入っていた人も加入させ保険料を徴収する「後期高齢者医療制度」が始まることを論じているらしい。

 日本全体で高齢者が増え続けることに対する、コスト負担を高齢者にも応分の負担を求めるという形だ。収入が少なく自身で医療保険に入らずとも家族の扶養に入っていた人にも、応分の負担を求める新制度でもろに影響を受ける人なのだろうか。

 この叔父さんのように、朝からお医者さんに行かず風呂で元気を取り戻している人には「お風呂券支給」という形ででも還元があれば少しは納得するのだろうか。実際に入浴券を配付している自治体もあるようだ。費用対効果を調査した資料があれば、論議が発展するかも知れない。

 写真:不動ノ湯の体重計