吉野川を越えて賀名生まで攻め入っても、温泉では返り討ちに遭いました。しからば、と出掛けたのが大阪市内は大阪城の東「大坂冬の陣」では激戦地となった鴫野近くの「不動の湯」。我が温泉大学の友好提携温泉であります。しかし、友好と云ってもこちらが勝手に友好を名のっているだけで、日米や日中関係程度以下の濃度の薄い友好であります。しかし、温泉は濃厚で且つ源泉を湯舟に流しています。
斯様な温泉があるのに、わざわざ遠方まで・・・と云うのは無粋でしょう。遠くの神さん同様に温泉も遠ければそれなりに御利益があるのではと思うのは人の常です。その不動の湯も久しぶりです。相変わらずジャズが流れて、インテリアも洒落ています。お洒落なご亭主がいまだ健在で、タオルを運んだり下働きに。近年は息子さんらしい方が主にあれこれなさっているようです。世代交代が上手くいっているのは良いことです。
そんなことは私の温泉行と関係無い。本日は「高齢者割引日」とか、ヒットするかと思えば「70歳以上」という、残念なようで残念で無い。複雑な心境とはこういう心境を云うのでしょう。しかし、270円で入れない残念とは、どうも垣根が低いと思います。温泉でまったりした後は近くの「鍼灸」診療所で骨休め。以前、差し入れで援助物資をお送りいただいた教授の手になる鍼灸で約1時間半癒やされます。温泉効果に加えて鍼灸効果、明日はリバウンドでしょうから完全休養としましょう。
写真：高齢者割引、不動の湯内外二題、鍼治療（お見苦いところご容赦、映倫審査済み）
