河内温泉大学図書館に「作州から因州湯の旅」を収蔵しました。本作では、以前三朝温泉木屋旅館に関して書き残した、木屋旅館の大女将の父「河本緑石」と宮沢賢治そして種田山頭火に関する縁を書き加えてあります。
木屋旅館の現在のご主人のお手紙によると「緑石おじいさんと山頭火さんは自由律の『層雲』をつうじて親交を深めて、個展を開いては仕送りしてたみたいです。大山で初めて会う約束をしていたのですが農学校の海水浴で同僚や生徒が溺れ、皆を助け自分が沈んでしまいました。山頭火さんは大山の宿坊でその知らせを受け大泣きしたということだそうです。」と解説を頂きました。
三朝温泉へ行かれたときは、向かいの喫茶店ですので投宿せずとも資料などは拝見できると思います。ぜひ立ち寄っていただきたいところです。
詳しくは木屋旅館のHPで
http://www.misasa.co.jp/kmp/index.html
河内温泉大学図書館
http://www.sidestaff.jp/tomita/
写真:冊子の弐頁、三朝温泉の町並みとてっぺん蕎麦