この病気は血液でも酌み交わさないと感染はしないと言うことですが、通常は避けられてしまいますと哀しそうに仰っておられました。その会話が頭に残っていたため、ペットボトルの水を差し上げると、満面笑みを浮かべてお飲みいただきました。
その先生とも昨年永の別れとなってしましました。二人で入った総湯の雰囲気が良かったので、家人との再訪としました。
しかし、結論から申し上げますと、山奥にスーパー銭湯が出現しておりました。浴槽は4倍程度に増えているでしょう。湯量がそのままとしたら、仕掛けは想像の通りです。非常に残念とも思いますが、山奥の爺ちゃん婆ちゃんがサウナに入りたいのも当然至極な話。古さへの郷愁は都会人の勝手、叶わぬ片思いでしょう。
行かれるのはご自由ですが、湯治場の総湯というイメージは捨て去ってからに。
路程:北陸道福井北IC勝山市経由R157白山市白峰
写真:総湯玄関新・旧
白峰総湯にて
○亡き友と交わしたボトル湯気遙か