河内温泉大学

姓は車 名は寅次郎 人呼んで フーテンの寅と発します

岡山奥津「河鹿園」

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 初代が美湯神社と津山藩森忠政候の別荘跡地に「小美術館としての旅館を」と河鹿園を創り、今では参代目。初代のフランス文学者としての交流から、なだたる文人墨客や映画人が訪れたのが、この河鹿園です。

 で、洒落た建物の至る所に、棟方志功の作品などがさりげなく並んでいて、山奥の小さな美術館に足を踏み込んだような錯覚になります。絵を見て楽しんで風呂に入りまた絵を楽しむ。いわば風呂付きの美術館です。

 さて、お湯は何度も書いておりますが、クセのない単純泉で二重の湯床になっている仕掛けは珍しいが、あって良いものだと思います。料理はあえて採点するなら60から70点程度ですが、残念な気分にはさせない。

 写真:お風呂(二重底が分かりますかな)、誰が書いたか絵画が彼方此方に、吉井川の温泉ダンスと言われる洗濯場、足湯にもなっている

 データ:中国高速院庄IC北30分。0868-52-0121、新しい代に代わり試行錯誤されているが、特色を生かしつつ、新しい枠を目指す今後に期待したい旅館の一つです。15000円程度から、蟹などの時期を除いて特別料理は不要でしょう。