河内温泉大学

姓は車 名は寅次郎 人呼んで フーテンの寅と発します

東の旅「葛飾柴又帝釈天と寅さん記念館」

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 都心のホテルで迎えた朝、葛飾柴又見物に案内してくれるというGさん夫妻をピックアップに墨田区へ。閑静なマンションの中庭でお待ちしていると、聞き慣れたそして懐かしいお声が階段の上から。奥様とは初見ですが、挨拶もそこそこに柴又へ車を走らせます。

 何処をどう走ったかはGさんと車のナビ以外は知らないまま、題教寺の駐車場に到着。土曜日だからなのか、何時でもなのか遠方からの車でごった返しています。山内に入っても同じ事。「斯様な場所でよく賽銭箱を盗んだ」などと時事ネタを奥様としゃべっていると、本堂へ促されます。

 本堂では寅さん風に正座して、帝釈天を拝みます。奥様からは本堂を取りまく彫刻が素晴らしいとのご案内。従ってついて行きますと一枚板に透かし彫りで何やら教えに関することが刻まれています。意味もよく分からなく見ていると、滑稽な絵もあって作者の明らかに遊び心も読み取れます。

 回遊式庭園を見学した後は、柴又駅まで200m程の帝釈天参道を進みます。映画では寅さんの生家をイメージしたという「高木屋老舗」が発展して、向かいにまで高木屋老舗が出来ていたり、以前来たときにはなかった元祖「とらや」(?)が出来ていたり。古いものにだけこだわっていないで、新しい力があってこそ、この参道の賑わいも次代へ受け継がれるのでしょう。

 さて、「寅さん記念館」は、寅さんに関する資料、映画のセット、そしてジオラマなど盛りだくさんですが、それぞれ展示がしっかりしているという。山田監督の意向も入っているんだと勝手な推量。ここが終われば次は「矢切りの渡し」となってファイナルを迎えるのでしょうが、前回渡しは渡っているのでパスすることとしました。

 最後に、昼食はG夫妻の馴染みのウナギ屋と言うことになり、墨田区に戻り江戸前の鰻重を頂くこととなりました。食後お別れに店の玄関に出ますと、少し右には建設中の「東京スカイツリー」が見えます。江戸時代の題教寺、昭和の寅さん文化そして仕上げは平成の電波塔と盛沢山のお思い出を頂いたGさんご夫妻にお礼を一杯述べてお別れとしつつ、再開も約して西へ向かう風に乗ることとしました。

 写真:題教寺山門、本堂、彫刻、庭園、高木屋老舗など、柴又駅、山田監督碑、寅さん記念館シンボル、風の吹くまま西へ