河内温泉大学

姓は車 名は寅次郎 人呼んで フーテンの寅と発します

土佐「北川村温泉 ゆずの宿」

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 室戸岬土佐湾に回り込むと、遠くに足摺岬が遠望できる。正確には足摺岬かどうかは未確認だが、誠に雄大な景色を眺めて北進するとやがて奈半利の町です。道路標識に「北川村温泉 ゆずの宿」とあります。右折して暫く走ると、高規格の高速道路が走っているではないか。斯様な山中にであります。

 しかし、中岡慎太郎生家を過ぎると普段通りの田舎道になる所が、疑心暗鬼でありますが、この探索は旅の目的でないので端折ることに。林道をくねくねと走る打ちに、様々な場所で土木復旧工事が行われています。後に宿で聞くと昨年の台風被害の復旧だそうです。

 やがて、目的の宿に付きましたら、宿泊客は殆どおられない、が、ネットでは満室に近い。訳をお聞きしますと、先ほど見てきた土木復旧工事に携わる人々が「ビジネス客」としてお泊まりだという、こうなれば災害復旧も地場産業に近いですな。

 そのようなビジネス客と食堂でお食事を頂きます。彼らはビールで盛り上がっていましたが、私は地酒を所望「慎太郎」という銘のお酒で飲みやすい。水のようなのど越しは堪えられません。ビジネス客が部屋に戻ったあとも、暫く滞在して御酒を頂き、温泉へ。加温、消毒と云っていましたが温泉の生地の良さは伝わります。なめらかな炭酸硫黄泉です。温泉湯豆腐にしたらおいしく頂けるなと、自分が温泉豆腐になって考えているうちに眠くなりました。

 場所:高知県安芸郡北川村小島121
 0887-37-2321
 HP:http://www.kg3.jp/kt-onsen/

 写真:施設玄関。浴場、露天(梅が美しい)、中岡慎太郎顕彰碑(明日は彼の生家から旅の続きです)

 奈半利土佐日記に登場する那波の泊です)
 
 山頭火
 しぐるるや犬と向き合っている(彼は室戸岬で犬にかみつかれています)

 偐山頭火
 今時は犬も食わぬ偐行乞