河内温泉大学

姓は車 名は寅次郎 人呼んで フーテンの寅と発します

琵琶湖を走る「マキノ浜から安曇川を」

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 昼食を済ませて再スタートはマキノ駅近くから南下します。目途としては安曇川を予定しておりますが、何か面白いところが見つかると寄り道しますので、当てになりません。起点のホテルの正面を過ぎたあたりから松並木が続きますので、良い風よけになります。

 湖西の松並木と呼ぶそうで日本の松並木百選に選ばれているとか。これを過ぎたあたりから湖が近くなります。近江今津には琵琶湖就航の歌記念碑があるのですが、今回は見過ごしています。次回の課題とします。更に湖岸を進むと「二ッ石明神」なる鳥居と二の石が見えてきます。これより沖百メートルに同じくらいの石があって渇水時に現れるそうで、この石は代理だそうです。雨乞いの神事が行われるとか。更に進むと竹生島遥拝所とあります。

 このあたりから。岸が大きく湖に張り出す。新旭水鳥観察センターが見えてきます。この日は、水草を刈り取る特殊な船が出ていました。冬になると、カモ類をはじめとする水鳥が飛来するので、環境整備をしているのでしょうか。観察センターの二階が喫茶コーナーになっていて、お茶を楽しみながら水鳥を見ることが出来る。

 湖に張り出した地域に新旭・安曇川の別荘地域や風車を模した売店、菖蒲園などの観光施設が立地しています。この地区の後背地が針江生水(しょうず)の郷地域。川端(かばた)と呼び、豊かなな湧き水を民家に引き込み台所の用水として利用しています。食器に付いた米粒を鯉が食べて育っている映像が度々紹介される集落です。集落の中心の藁園神社(わらそのじんじゃ)には何故かナマズが祭られています。説明によると、農作物に害虫が異常発生したため、村人たちは困って、三日間害虫駆除の祈願をしたところ、いたるところになまずがあらわれ、害虫を食い尽くしてくれたので祭っているとか。住民と水、水の生き物との縁が深いようです。

 このあたりで走行距離が二十キロを指しています。同じ距離を引き返さねばならいので、この位が限界でしょう。帰路は雰囲気を変えて出来るだけ湖岸を離れて帰ることにしました。すると、神様は元気をつけるためか、女神の裸像を拝ませてくれました。何故ここで女神なのかなどは考えることなく、眼福としました。西日に自転車の影が伸びて、松並木が色温度の関係で紅く映える頃宿に到着です。

 写真:二ツ石明神、水草刈取船、針江生水の郷、藁園神社のなまず、女神の裸像、西日を走ると松並木

 15%を走って
 足がつり 関節が燃え 進む快楽  <偐山頭火> 

 針江生水(しょうず)の郷
 http://www.pref.shiga.jp/d/ecolife/joho/guide/files/g05.pdf#search='%E9%87%9D%E6%B1%9F%E7%94%9F%E6%B0%B4%E3%81%AE%E9%83%B7';