河内温泉大学

姓は車 名は寅次郎 人呼んで フーテンの寅と発します

琵琶湖を走る「海津大崎から大浦まで」

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 宿となるGRAND PARK HOTEL(元マキノプリンスH)の駐車場へ着いたのが午前10時過ぎ。ここでMTBを下ろします。リアシートをすべて倒していますので、バイクは原型のままで積み込めます。バイクの前後輪を外すと小さくなるのですが、再組み立てが面倒で結局スペースを犠牲にしました。助手席にも荷物は詰めますので、一人旅なら支障はありません。

 先ず海津大崎を目指します。町中を走りますと先人の苦労を偲ぶ遺物がありました。湖でも大潮があったのでしょうか。しばらく進むと「魚治」の店先にでます。ここは、湖に向かって岸辺にも旅館をお持ちで、海津大崎を独り占めした眺めは最高です。とりあえず、自身への土産として好物の鮒寿司と知人への土産を買い求めます。知人にはいきなり鮒寿司は無理なので、魚の加工品としました。

 町を出ますと右折したら海津大崎ですが、途中琵琶湖一周の標識が出てきました。出発前に「琵琶湖って一周いくらありますか・・・」と訪ねた知人への答えが見つかりました。そして、トンネルを三っつくぐると竹生島がよく見えてきます。これから岬を回るごとに姿を変えて見せてくれます。左手にはペンションやホテルの残骸が目立ってきます。夢の跡なんでしょうか。

 おおよそ五十分も走りましたら大浦に着きます。ここは、丸子船の古里です。湖上の船便として近年まで栄えていました。古くは日本海を通って大坂までの北前船の速達としての機能を持っていました。敦賀あたりで一旦陸揚げした荷物は、ここまで陸路を運び、湖上に積み替えて大津へ、京都を経由して淀川筋を利用して大坂へ運ぶという速達便ですね。

 今回は目印として湖西線の「永原駅」まで走り、折り返すことにしました。約十キロ、駅数で二駅ですが、ウオームアップとしては十分でした。折り返して、海津の町で土産をピックアップして遅めの食事とします。なにせ、食事をする施設はこの間は皆無でしたので。

 写真:ホテル駐車場、海津浜の石積み跡、魚治店先、一周で幾かな、竹生島、丸子船展示館、永原駅

 海津大崎にて
 景色よし 食い物もよし 道もよし    <偐山頭火