さて、後半は一年越しの送別旅行から。七月に前職場の元同僚が招いてくれた能登和倉温泉です。和倉は40年ぶりと言うことで殆ど初見のようなものですが、最盛期を過ぎた豪華旅館の末路を見ていると、身の丈に合った経営というのが如何に大切かが理解できます。その後、吉備路から山陰皆生温泉へも旅しました。勿論、吉備では墓参を口実にさせていただいたのは、先例通りです。<和倉温泉足湯、手湯、山陰七釜温泉露天風呂>
八月は再び吉備路ですが、中国道から美作温泉、湯の瀬温泉そして和気鵜飼谷温泉へと梯子です。岡山の秘湯巡りですね。加えて和気清麻呂をお祀りする和気神社、元片上鉄道敷きを利用したサイクリングロードでも遊びました。<美作温泉露天風呂、和気神社>
九月は富山県高岡の市立美術館で開催の「彼谷芳水遺作展」と高岡市内散策、更に大伴家持の赴任地を巡る旅です。彼谷芳水は、富山漆器を代表する作家で知人のお父様。遺作展の話は昨年から伺っており、家持の足跡を辿る旅とセットにした。さらに、長年の夢でも会った自動車博物館も山代に訪ねました。<高岡市内、二上山の家持像、自動車博物館でパブリカに再会>
10月には琵琶湖一周のMTB行のスタートを切ったが、やはり宿命というか温泉は切り離せません。MTB行の折にお教えいただいた在原郷は金鉱に巡り会ったような気分に。白川郷の様な茅葺集落が山間にひっそりと保存されていた。在原業平の墓には少々ほほ笑んでしまったが素晴らしい所を発見した。新装なった白谷温泉の少し奥です。<琵琶湖周回ロード、在原集落>
さて今年のフィニッシュは、熊本県山鹿温泉への旅です。これについて、つい最近の記述で詳しく述べていますので割愛しようと思いましたが、ただ一カ所「平山温泉」については、ブログ仲間から勧められていましたが時間の都合で入湯を果たせなかった詫びと、次回の目標と定めることといたします。<太宰府政庁跡>
太宰府にて
うしろすがたのしぐれてゆくか <山頭火> (追加)
オマケのような話題もありました。NHK大阪放送局が呼びかけた「あなたのええとこIN大阪」という写真公募に戯れで応募した作品が、ベスト三作に投票で選ばれました。あまり良い話題が乏しかったこの一年ですが、終わりよければ全て良しとさせていただくこととします。<応募作:千年余を超えて並ぶ>
クリスマスイブ、我が家では先月からイルミネーションが灯っています。篤い信仰心からでは無いものの、寒空に少しでも明かりを灯して、クリスマスそしてお正月を暖かく迎えることが出来たら・・・との願いを込めています。Merry Xmas