泊まりはこの所よくお世話になっている、かんぽの宿シリーズで「田辺」。ここ田辺は白浜と隣接して立地しているが、少しひっそりしている方が良いのでは・・・との変な思惑から。天神崎というナショナルトラスト運動で保存された海岸線に立地していて、目の前の島も雰囲気たっぷりです。
温泉は天神泉源という表示があったが、加温・加水・循環でありますが、大きなお風呂は、設えさえ良ければ源泉掛け流しにこだわる理由は無い。夕焼けの中を海鵜が帰ってくる、朝焼けに帰帆する漁師を眺めて入る湯は、癒やされます。
お食事は、少々あてが狂い注文しすぎてしまいましたが、おかげで山海の幸がたらふく楽しめました。故に、お酒もすすみましたが翌朝に持ち越すことは無かったのは、酒と肴が良かったからでしょうか。
翌朝、先の記載でもご紹介した「牟婁の湯」入湯。有間皇子と斉明天皇、中大兄皇子の談合の証拠を探しましたが、完全に消し去られていました。お湯は熱めの塩泉、談合を結ぶには清めの塩が含まれていて、舞台としては申し分ない。玄関先には、手湯のサービスもありました。
写真:かんぽの宿田辺露天より天神崎方面を望む、牟婁の湯(手前が手湯)、白浜露天風呂表示板
かんぽの宿にて
網上げて 漕ぎ帰(い)る漁船(ふね)の 朝開き 天神崎に 陽がさしのぼる <偐沙弥満誓>
データ
〒646-8501 和歌山県田辺市目良24-1 0739-24-2900