河内温泉大学

姓は車 名は寅次郎 人呼んで フーテンの寅と発します

お湯休め「ホルモンはキムチと冷麺で決まる 冷麺はキムチで決まる」

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 「焼き肉」と洒落て呼ぶことは先ずありませんでした。ホルモンでも行こうか・・・でありました。このホルモンとは牛の内臓肉を含めた焼き肉の総称です(若い時は、殆どが内臓肉である場合が多かった)。ホルモンの語源については諸説ありますが、私が一番だと思っていますのは「捨てる(ほる)物」、要は食肉としないで捨てるような内臓肉を、戦前に強制連行されてきた朝鮮の人々が食べていた食文化を「ホルモン」とする説です。

 上記の説は、韓国人文化学者からお聞きした説です。もっとも、内臓肉について日本では食していなかったかと言えば、無理がありますので、大阪ローカル説でしょう。しかし、説得力があります。参考までにホルモン焼きに関する説明ボードを紹介します。最後に付け加えますが、関西特に私の暮らす鶴橋・布施地域では、豚をホルモン材料とはしません。テレビで視た関東方面の豚を使ったホルモンには、衝撃に近いショックを受けました。

さて、雑学はこの辺でけりとして、このホルモンの美味しい店が集中するのが、鶴橋から布施にかけての地域です。私の自宅周辺でも、ある交差点を起点に半径50メートルに3店もあります。しかし、近年このホルモン屋で肉が主役とすれば、名脇役と言えるキムチの味が低下してきました。ある店で聞きますと、仕入れないで自家製で済ませていると聞きます。仕入れるよりは、経費率が下がって経営に好影響をもたらせますが。

 しかし、名脇役抜きでは映画も駄作になるし、歌舞伎を含めた舞台芸能でもこき下ろされること間違いありません。釣りバカで言うなら「スーさん」、寅さんで言うなら「さくら」や「おいちゃん」がホルモンで言うキムチです。そして、仕上げの冷麺にも適度な発酵と辛いだけで無く、味にコクのあるキムチは欠かせません。

 で、引きが長くなりましたが、本日紹介するのが「池田商店」です。元々は、コリアンタウンでキムチ屋さんを商っていましたが、布施駅近くに転出してこられました。この時期なら白菜は勿論大根にキュウリが楽しめます。本日昼食にと、白菜と冷麺を求めてきました。連休で忙しいかと問いましたら、休みに入って少し途絶えた。最近は郷里へ帰る方が、土産に大量に買って帰るとのこと。土産のキムチ、出来たら車で帰省されていることを祈ります。新幹線なら、想像するとおかしくなります・・・。

 写真:池田商店、店内、冷麺とキムチ、ごちそうさまでした!!

 冷麺とかけて
 鉢に結ばれた導火線と解く 心は 口が燃えて爆発する <偐焼肉屋