式に続く披露宴は神館という、大社の付属施設であるが故、良きも悪きも少々クラッシック。天皇が休むという玉座まであるが、階段が多いと言うことで一端を。庭には樹齢千年と言う巨木が立っていますが、一千八百年という社歴には遙か遠い。が、すべてゆったりとした時間の流れの中で進む披露宴にも、千古の趣が隠し味になっているようだ。
洒落で「印結而 我定義之 住吉乃 濱乃小松者 後毛吾松」(しめ結いて 我が定めてし 住吉(すみのえ)の 浜の小松は 後も我が松)という万葉集の一首(巻三 三九四)を披露しました。姪の結婚式に招かれており、その娘の名が「さくら」であるが故、この余明軍(よのみやうぐん)の情熱的な歌を次のパロディーに代えて贈りました。
平成26年11月吉日 於住吉大社 雄一磨呂(ゆういちのまろ)さくらの娘子(をとめ)に贈れる一首
しめ結いて 我が定めてし 住吉の 浜のさくらは 後も我がさくら
写真:三三九度、住吉神楽、第一本宮、千年の巨木、大きく育った浜の小松(写真は神殿等許可されている場所のみ撮影)