河内温泉大学

姓は車 名は寅次郎 人呼んで フーテンの寅と発します

泉州犬鳴山温泉「本年最後の温泉行に」

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 今年の最終となりそうな温泉行は、泉州犬鳴山「山乃湯」でした。丁度一年ぶりですが、いつも通り変わらずに出迎えてくれます。ここ十年以上続く光景ではあります。予想通り、「今はもう冬、誰もいない温泉」でした。入口で二階へ向かって「12時頃釜飯」と云い番台を通らずに直接浴場へ、一人でゆっくりと楽しめました。

 浴室の窓から紀泉山脈に切り立った渓谷を見上げると、修験者達が信仰心を高めるために体や精神を鍛えた聖地というのが納得できる。自分は真逆にいることを忘れてしまう。雨が降ると濃くなると云う経験則からして、数日前の雨が影響しているのか、少し湯の花が多いように見えます。

 その正午になったので温まりすぎた体を拭き二階へ上がると、「あっ忘れていた」と女将さん慌てて釜飯の火を付ける。来客があって喋り込んでいたらしい、よっぽど楽しいお話しだったんでしょう。お茶を戴きながら四方山話、二十分もすると出来上がります。昼ご飯の後は炬燵に足を入れて少し横になり、暫し胃の腑を休めてから再び温泉へ。

 女将さんは昼飯に旅館棟へ行ったようで、誰もいない。飲泉用に源泉をボトルに詰めて引き上げます。帰路は紀泉山脈を修験者になったつもりで、車で駆け上がり「京和奈自動車道紀ノ川インター」へ。紀ノ川沿いから金剛・葛城山を早駆けして、超簡単修行の終わりです。また、来年も修行できるようにと念じつつ。

 写真:浴室から、各旅館に配る温泉のタンクとパイプ、和歌山県側の神通温泉高鴨神社(風の森)、温泉湯豆腐、山乃湯本ブログ初回登場

 犬鳴山
 紀泉の山 分け入る先の 湯宿かな  <偐山頭火