昨日の日曜日はお留守番、まずまずのお天気でしたが女房が「藤田美術館」へ行くというので、私は自宅でお留守番としました。彼女の目的は陶器「曜変天目茶碗」という、戦国大名が国と交換しても欲しがったという茶道具らしい。
全国に三つ、大阪ではこの藤田美術館が所蔵しています。しかし、この美術館は常設展が無いため、春・秋の展示会で上手く行けば見ることが出来るらしい。妻は特に素養が有るわけでは無いのですが、夫婦共通の知人が造詣が深く共に過ごすうちに影響を受けたようです。
社寺仏閣や美術館など歩行動線の長い行程が苦手な私とは別に、斯様な場所へは勝手に行ってくれるので私も気を使わずに済みます。曜変天目には感動した様子で、帰って来てもしきりに説明を受けるが、写真では大きさが分からず実感が掴みにくい。真横に比較できるコインかタバコでも置いてほしいとは無粋か。買ってきた絵はがきの一つに「大伴家持」像がありました。家持を名告る知人がいますが、お年より若く見えるせいかあまり良く似ておられません。
急いで行きバタバタと帰宅したようです。チラシなど整理していると915円を700円に割り引くと云う「喫茶券」も。「茶でも飲んで帰れば」と問うと、入館料が800円でお茶が700円はもったいない。天目茶碗ででも飲ませてくれるならとも、それは無理というものでしょう。