河内温泉大学

姓は車 名は寅次郎 人呼んで フーテンの寅と発します

お湯休め「小鳥に蜜柑を柿は我が腑に」

イメージ 1

イメージ 2

イメージ 3

 小鳥が庭先の何かを啄んでおります。何も無いように見えるのですが、小虫か木の実でもあるのでしょうか。せがまれたわけでは無いのですが、蜜柑を輪切りにして、葡萄の枝に刺してあげました。以前は、目白や雀が蜜を吸っていました、窓越しにでもその様な姿が見られればと奮発しました。

 もっとも、女房曰わく「酸っぱくて誰も手を出さない」蜜柑とか。小鳥に見向きもされなかったら、彼らも味覚というのがあると云うことでしょう。結果を待つこととします。「結果(?)は見て待て」でしょうか。

 人は「柿えくぼ」の試食とします。鳥には蜜柑、人には柿です。先に書きました、天理行で買い求めた干し柿で作った和菓子です。手作り感溢れる包装から出てきたのは、干し柿そのもの。試食したのは栗を包んでいます。説明には薄く切って・・・とありますが、粘りがあり、菜切り包丁では容易に切れません。乾燥不十分な猫餅の押し切りをしているような感覚です。

 肝心の味は素朴そのもの。栗入りも良いが、干し柿だけの方を選んだ方が良かったかなとも思いました。焙じ茶に合う、そんな食感。大昔、庭の柿で作った「干し柿」も思い出しました。

 写真:人に柿二題、鳥に蜜柑

 餌
 鳥達に 蜜柑奮発 機嫌酉  <偐山頭火>