河内温泉大学

姓は車 名は寅次郎 人呼んで フーテンの寅と発します

京都行「豆腐、湯波そしてかま風呂」

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 近頃凝っている「蜂」ではありませんが、肌を刺すような熱さの中表題の京都行としました。湯波半の女将に「何でこんな日に来た」と問われる程の熱さ。水路が無い京都御苑の常緑樹は、噎せ返るようなジャングルのようでもあります。そこで、「暑気祓い」と返答してもポカンとした女将の顔が帰って来ただけでした。

 昨日俄に思いつき、昼食とかま風呂へ行こうとなったのがそもそもの始まり。山端平八茶屋へ連絡すると部屋が取れるというので急遽決まったもの。遅ればせながら、「母の日」に因んだ女房へのゴマすりのようなものです。ここ数年この時期に山端へ行っているので、年中行事の様な節もあります。

 京で旅館と云えば「柊家」、「俵屋」そして「炭屋」が御三家。そこに豆腐を納めていると評判が良い「平野とうふ」で豆腐、そして御池通りを挟んだ「湯波半」では、さしみと乾燥させた甘湯波を求めて女将と世間話。真向かいにホテルが建つので、地下水脈がどうか等々と。地下水は京の食の生命線であります。予約している時間に少々間があるので、御苑で一休み。麩屋町通りを北へ一直線に移動した事になります。

 山端平八茶屋では先ずかま風呂です。最近、京都市内でも温泉は湧き出ているようですが、無理に掘らなくてもかま風呂で充分でしょう。50度そこそこでも20分も入ると汗が出ます。早めに切り上げて喉を湿らせ食事です。何を取っても出汁が利いた料理は素晴らしい。店の脇を流れる高野川からは水の流れる音と、爽やかな空気。店の庭にも清流が流れ、水があってこそ緑の力も倍増されると実感します。

 写真:平野とうふ、湯波半とさしみ、山端平八茶屋かま風呂他

 熱い京
 暑気払う 高野川には 水はやし <偐魯山人