自宅の庭に茗荷が植わっていることはこれまでも何度か書いています。その記事でも、梅雨明け頃に収穫できると紹介しているようです。花を愛でるのも良いですが、食って味わう季節感が私には似合っているようです。序でに添えますと、ブルーベリーや葉山椒も植えています。
落語では「茗荷の宿」で、物忘れの妙薬として取り扱われています茗荷。宿泊客に茗荷を沢山食わせて荷物を忘れさせようと企む宿の夫婦。しかし、客の宿賃を取り忘れるという落ちです。知恵に長けていて、それを狡に使おうとして失敗したお話しですね。反面何事も真面目にやらないといけないという教えかも。
庭の茗荷を手入れしていている時期、大昔に職場で知り合った知人K君からお見舞いが。風の便りに私の入院等を聞きつけた様です。その職場というのは少し変わっていて、各社が社員を派遣してクラブなる物を組織しています。A社の記者がK君であります。斯様な集まりには主のような人が必ずいるのもで、このクラブの場合は近くの喫茶店のKママもその一人です。
少し前にはそのKママからもお見舞いを戴いておりました、今回K君の事が重なり、長い人生の僅かな期間しかすり合う事の無かった袖ではありますが良く覚えてくれていたと感謝しております。梅雨明けには茗荷を収穫し戴きますが、お二人の事は生涯忘れないでしょう。